エンタメ

NMB48が新たなる”ユートピア”を実現!若手も躍動する

10年半ぶりのオリジナル公演

大阪を拠点に活動するアイドルグループ・NMB48が10年半ぶりとなるオリジナル公演「天使のユートピア」を14日、NMB48劇場でスタートさせた。‘13年11月に行われたチームN 3rd Stage「ここにだって天使はいる」公演以来の新公演。NMB48プロジェクトプロデューサーを務める剱持嘉一氏は、「10年半前の初日メンバーは卒業して誰もいないけれど、時代やメンバーが変わるなかでも、がむしゃらに泥臭くやって理想郷(ユートピア)を目指してやってきた。これぞNMB48という公演にしたい」とタイトルに込めた思いを語った。 NMB48初日メンバーには、安部若菜、泉綾乃、瓶野神音、川上千尋、小嶋花梨、坂田心咲、桜田彩叶、塩月希依音、上西怜、新澤菜央、出口結菜、芳賀礼、山本望叶の13人がステージに立った。グループの新たな幕開けを感じさせる1曲目の「OUR STORY」、NMB48らしいダンスナンバー「脇役・学生Z」など、全17曲をパフォーマンスした。 NMB48ほかにも、初めてOGメンバーが楽曲提供で参加した。1期生の木下百花(アーティスト名義:ぶっ恋呂百花)は、エロテックな世界観を感じさせるユニット曲「チュってギュッてグッと♡」の作詞・作曲を手掛けた。同曲をパフォーマンスした山本は、「伝説の大先輩が作ってくださって、私たちの世界観にぴったりかなと思いました。手錠を使ったパフォーマンスは大丈夫なのか!?と、メンバー内で物議をかもしたんですが、無事に初日を迎えられました(笑)」と話した。また、「僕らはまだ」は同じく1期生の山本彩が作詞・作曲を担当(作曲は田中マッシュと共作)。山本が現役メンバーたちの思いを歌詞に盛り込んで楽曲を完成させた。 そんなメモリアルな公演のまとめ役には、19歳の泉綾乃がキャプテン、16歳の瓶野神音が副キャプテンと成長中の若手2人が抜擢された。泉は「私がキャプテンとしてまとめられるのかっていうプレッシャーがたくさんあるんですけど、メンバーも安心できるような温かいキャプテンができるように頑張りたいと思います!」とコメント。瓶野も、「副キャプテンとして選んでいただいたからには、より良い公演にするために縮こまってたらダメだと思うので。あーのんさんに頼りっぱなしじゃなくて、私も精一杯やって引っ張っていける存在になりたいなと思いますし、自分自身の成長にもつなげていきたいです」とアピール。その決意を聞いていた芳賀は「じおんは『礼さん、そこ違いますよ』」とか言ってくれてるから、すでに頼もしいです(笑)」とエールを送った。 NMB48NMB48は、来年4月から行われる大阪・関西万博のスペシャルサポーターにも就任し、「大阪から世界へ」をスローガンに掲げる。公演では、1970年に行われた大阪万博のテーマ曲「世界の国からこんにちは」をサンプリングした楽曲「繋ぎ歌~世界の国からこんにちは~」も披露した。 新たな公演を手にグローバルな活躍にもぜひ期待したい。 取材・文/吉岡俊
おすすめ記事