恋愛・結婚

「付き合う=カラダの関係」がムリな女性たち――「恋愛はしたい」のにナゼ?

「価値観が違う」なんて普通のこと

価値観の違いは普遍的な問題 もしかすると「相手の価値観を強引に変えさせるなんてよくない!」と感じた人もいるかもしれません。ですが、あらゆる物事に“価値観”は存在し、何百何千という項目があるため、そのすべてが合致する相性バッチリの相手と出会えることなんて、ほぼありえないのです。  つまり、価値観が違う者同士でも恋愛関係になるのは当たり前のこと。そして、どちらかの価値観に合わせなくてはいけないというシチュエーションでは、どちらかが自身の価値観を押し通して、どちらかが我慢して合わせなくてはいけません。 「付き合う=カラダの関係」という価値観が注目を集めやすいトピックで、令和のいまだとなおのことSNSでも議論に発展しやすいわけですが、“価値観の違い”にどう対応するかということ自体は、ごくごく普遍的な問題(=よくある悩み)でしかないということなのです。

“若者の恋愛離れ”は「ゆゆしき問題」ではない?

 価値観の多様性を尊重する時代ですから、「付き合う=カラダの関係」という価値観に抵抗がある人が、恋愛に消極的になるのは止められないでしょう。  マクロ視点で日本の将来を考えた場合、昨今の出生率の低下はゆゆしき問題ではあります。けれどミクロ視点で考えた場合、べつに恋愛なんてしなくちゃいけないものでもないのですから、“若者の恋愛離れ”は「ゆゆしき問題」ではなく「ただの現象」。  個々人の価値観に寄り添っていくのであれば、“若者の恋愛離れ”はまずい状況でも、いけないことでもないのです。<文/堺屋大地>
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi
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