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【岩井志麻子】ハメ撮り動画よりも恥ずかしい処女作

実家の部屋の奥底には、自分でも予想外の物が眠っていたりするものだ。懐かしく甘酸っぱいものもあれば、思わず目を背けたくなる恥ずかしいものまでさまざまある。今回は有名人にその類の思い出の品々を披露してもらった。 【岩井志麻子】 ◆ハメ撮り動画よりも恥ずかしい処女作
岩井志麻子

岩井志麻子

 エロホラー小説の女王、岩井志麻子氏。そんな岩井氏が「実家で処女作を見つけた」と、今回紹介してくれたのが漫画『バレエの星』。 「昔は小説ではなく、よく漫画を描いていたんです。一条ゆかり先生と田渕由美子先生の漫画のキャラを登場させて、有名作をコラボさせたり。今で言う同人誌。それを人に見せて『面白い』って言われるのが快感で。今思えば、これが作家としての原体験かも」  ちなみに、岩井氏といえばエロやホラーが出てくるイメージがあるが、この作品でもやはり? 「小学校低学年に描いたものなんで、エロなんてないですよ! 内容は、性格が良くて美人の主人公と意地悪なライバルが、バレエのバトルを繰り広げる……みたいな。少女漫画っぽいでしょ? でもね、当時友達からよく『志麻子ちゃんの漫画は面白いけど、怖いシーンが出てくるね!』って言われていたんです。この『バレエの星』でも、途中でライバルの子が血みどろで踊る描写とかがありました」 ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=200705
「主演は当然、私」

ちなみにこの漫画を基に、友達同士で演劇もやっていたとか。「主演は当然、私」

 さすがホラーの女王。タイトルと表紙だけでなく、中身も気になるが、「中を見られるのは、ハメ撮り動画を見られるよりも恥ずかしい!」ということで残念ながら非公開。ちなみに結末は? 「最後は『ヒロインは幼馴染みと結婚して、幸せに暮らす』っていう流れ。意外と普通。でもね、これを見つけたとき、私も小説書いたりテレビに出たり、いろいろやってるけど、なんだかんだで、今一番なりたいものは『いいお母さん』だなって。こうやって昔の作品を見直すと、自分の本当の願望がわかりますね」  今の自分に悩む人は、「本当の自分探し」として、過去の産物を見直してみてはいかがだろうか。 【岩井志麻子】 作家。『5時に夢中!』(MXテレビ)などのコメンテーターとしても活躍。占い師に洗脳されかけていた日々を描いた新刊『あの女(オンナ)』(メディアファクトリー)が好評発売中! 取材・文/上野智(ミドルマン) 谷口キンゾー 橋本範子 藤村はるな 宮下浩純 撮影/菊竹規 ― 実家の部屋から発掘された(恥)コレクション【8】 ―
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