「一人暮らし未経験の男性」が陥りやすい失敗とは…“子供部屋おじさん”が婚活で不利になる納得の理由
こんにちは。結婚相談所「マリーミー」で代表を務める植草美幸です。設立15年、累計約1000組のカップルを成婚に導いてきました。
今年2月に放映された、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)での特集をご覧になられた方もいらっしゃるでしょうか。番組の内容は、当社の婚活中の会員の方々に密着したもので、大変な反響をいただきました。
本連載では、特に男性向けの恋愛や婚活のノウハウを、婚活最前線の現場からご紹介いたします。もしあなたがモテたいと思うなら、結婚したいのならば。実績に裏打ちされた自信がありますから、覚悟してついてきてくださいね。
今回取り上げるテーマは、ずばり“子供部屋おじさん”。つい先日、「ABEMA Prime」による特集でも話題になっていましたね。
同社が放送する「報道リアリティーショー ABEMA Prime」内では、“こどおじ(おば)”の定義を以下のように紹介しています。
社会人になっても親元を離れず
実家の子ども部屋に住み続ける
中年の独身男(女)性のことを指す
ネットスラング*
ただ、「実家暮らし」と一口に言っても、その背景は千差万別。「介護のため」「離婚後の子育てのため」など、いわゆる“パラサイト”シングルではない事情の人も数多くいて、世間で批判に晒されがちな“こどおじ”とは状況が大いに異なります。
そこで本記事では上記引用の内容にくわえ、「精神的に自立できておらず、生活面や経済面で親の支援に甘えている」という要素も含む人たちのみを、“子供部屋おじ(おば)さん”としたいと思います。
先日お送りした「医者なのに結婚できない男性」の回では、“マザコン問題”について触れましたが、本日のテーマも原因は同根です。
決して、「実家に住んでいる」ことそのものが、女性から敬遠されてしまうのではありません。実家に住み続けていることによって、狭い常識が更新されないままであったり、家事や家計管理への無自覚な甘えがあったり、精神的な共依存に近い状態となってしまうことで、女性が「NO」となってしまうのです。
たとえば、家事を担ってもらっているにもかかわらず、家計に入れるお金が実費のみになってはいないでしょうか。排水溝やトイレの掃除を躊躇なく行えるでしょうか。調理器具やタオルなどの寿命を考えたことはあるでしょうか。などなど……。
一人暮らしを経験しないままだと、どうしても生活に対する解像度が低いままになってしまいがちです。その解像度の低さゆえに、本人は「実家暮らしは合理的選択をしているだけで、自分は働いているし自立している」と思うものの、実態は親に「おんぶに抱っこ」してもらったままであるケースがほとんどです
とくに、社会人になってもなお「◯◯ちゃん」と、お母様から“ちゃん付け”で呼ばれていたら、かなりの危険信号! 精神的な親離れ・子離れへの意識が備わっていないから、母親からのちゃん付けに抵抗感や疑問を抱くことがないのだと言えるでしょう。
“子供部屋おじさん”の定義は?
あなたは精神的自立ができている? それともこどおじ?
結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など
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