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パチスロ「セット打法」で稼いだ50歳の元パチプロ。“裏モノ攻略グループ”に関わった男の末路は…

あれ? あの人はなんでいるの?

パチスロ 裏モノ連チャンパチスロと戯れる日々を過ごしていたある日、大場さんは運命的な出会いをすることとなる。 「当時は地元のホールでクランキーコンドルとか技術介入系の台を打ってしのいで、バイト代と勝った金でタネ銭をつくって裏モノを打ちに行くというスタイルでした。ある日、ちょっと遠征してマフィアXっていう台の裏モノを打ちに行ったんですよ。そしたらたいして人がいないマフィアXの島でタコ出ししてるヤツがいました。あれ? なんか見覚えがあるなぁって思ったら、地元のホールでよく見かけるヤツだったんです。喋ったことも挨拶したこともなかったんですが、目が合った瞬間に向こうも、あれ? みたいな」  その日は何もなく帰った大場さんだったが、数日後、地元のホールで並んでいるとその男性がやってきて、目が合うと軽く会釈をしてきたという。 「会釈されたから、思い切って話しかけたんですよ。『変なところで会っちゃいましたねぇ〜』なんて笑いながら。それがきっかけでホールで会うと話すようになって、1か月後には連絡先も交換してメシを食ったりする仲になりました」  この人物こそ、大場さんをセット打法の世界に引き込んだ人物である。

セット打法の誘いは唐突に

「その人はヤマちゃんって言うんだけど、オレよりも3つくらい年上。大学を中退して、バイトしながらパチスロ打ってプラプラしてるって言ってたかな。とにかくパチスロに詳しくて、台の仕様とかもそうなんだけど、裏モノの設置店情報をすごく知っていました。しばらく見かけないと『横浜まで裏モノ打ちに行ってた』みたいなことを言うんですよ。それで私も『いいなぁ〜オレも誘ってくださいよ〜』とか言うと、ヤマちゃんはいつも笑ってはぐらかしたんですよね。で、まぁ、その後、ヤマちゃんからセット打法を誘われることになるワケです」  ある日、ホールの閉店後、ヤマちゃんと飲んでいたところ、大場さんはセット打法の誘いを受ける。だが、当時ですらセット打法はインチキ攻略法会社のネタとしてファンの間では認知されており、大場さんも半信半疑どころかまったくもって信用しなかったという。 「一緒にセット打法やんない?って言われて、セット打法? そんなの嘘でしょ? オレ、騙されるの?って思いましたね。ヤマちゃんからは、別にカネは払わなくていいし、一緒に現場行くから安心してくれって」
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1日で稼げた金額は…
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グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター

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