仕事

「中途採用なのに職歴ゼロ」地方公務員たちの“民間とは違う”働き方のリアル

副業が禁止されているぶん「残業」で稼ぐ

残業他にも子どもが生まれたり、家を建てたり、ライフイベントによってお金が必要になることは誰にでもある。しかし流行りの副業も、地方公務員は原則禁止されているとのこと。ノルマによるインセンティブもなく、昇格試験を受けられる時期は限られているらしい。 「だから今すぐ収入を上げたいと思ったら、残業をして稼ぐしかないんです。役所って手続きがあるから、土日も空いているじゃないですか。だから来れば、仕事ができるんです」 猛烈に残業する彼らが、休んでる人たちの分を相殺してくれているそうだ。働きアリの法則ではないが、世の中はうまくできているのだろう。

人気の職業になる日も近いかも?

先ほどご紹介した地主公務員の“やることがないから公務員になった”というような志望動機は何であれ、彼らがいなくては私たちの生活は成り立たない。SDGsにも関わることができて、出世争いもなく、定時帰りでプライベートも充実できる――ひょっとしたら地方公務員が人気の職業になる日も、近いのかもしれない。 <文/綾部まと>
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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