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医師544名調査でわかった“感染症ドミノ”の脅威。予防のための「正しい習慣」とは

感染症ドミノを防ぐ生活習慣、医師の見解は?

 感染症ドミノを防ぐためには免疫力を高めることが重要というわけだ。今回のアンケートでは、「免疫機能を維持するための方法」ことについても調査しているので改めて見ていきたい。 Q 免疫機能を維持するためのおすすめの方法は?(複数回答) 1位 睡眠時間の確保 70.2% 2位 バランスのよい食事 64.0% 3位 過度なストレスを避ける 36.2% 4位 腸内環境を整える 32.0% 5位 習慣的に適度な運動をする 19.5% 6位 リラックスする時間を設ける 12.7% 「睡眠時間の確保」(70.2%)や「適度な運動をする」(19.5%)、「リラックスする時間を設ける」など時間の確保をすると同時に、「バランスのよい食事」(64.0%)、「腸内環境を整える」(32.0%)といった食習慣の見直しも有効のようだ。では、具体的にどんな食事を心がけるべきか。アンケート調査に回答した医師の中から、感染症対策として「免疫機能の維持」を行っている200人を対象にした調査結果は以下のとおり。 Q 免疫機能の維持のためにご自身が摂ることを心がけている食材は?(複数回答) 1位 ヨーグルト等の乳製品 72.0% 2位 野菜・果物類 47.0% 3位 納豆等の発酵食品 44.0% 4位 肉類 33.5% 5位 魚類 28.5% ヨーグルト これらの食材がなぜ免疫機能の維持に有効とされるのか。前出の五藤良将先生は、こう解説する。 「私も『ヨーグルト等の乳製品』『野菜・果物』『納豆等の発酵食品』を摂ることを意識しています。特にヨーグルトには、乳酸菌等のプロバイオティクスが含まれており、腸内環境を整え、免疫力を高めます。また、野菜・果物は、ビタミンやミネラル、食物繊維、抗酸化物質が豊富で、免疫機能の維持をサポートします」  上位の食材を積極的に摂取することで、免疫機能を維持し、感染症ドミノの予防に努めよう。 五藤良将(ごとう・よしまさ)医師 医療法人社団五良会 理事長。日本内科学会認定内科医。防衛医科大学校卒業後、防衛医科大学校病院や千葉中央メディカルセンターなどでの勤務を経て、’19年に東京都大田区の竹内内科小児科医院を継承し院長に就任。さらに、横浜のセンター南(五良ファミリークリニック センター南)、’23年には白金高輪(五良会クリニック白金高輪)をオープンし、医療機関のマネジメントにも手腕を振るう。近著に『内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ』(アスコム)がある。 【調査概要】 調査対象者:全国の医師(内科、小児科、耳鼻咽喉科) 544人 調査手法:ヒューマン・データ・ラボラトリ株式会社によるインターネット調査 調査時期:2024年5月17日~5月22日 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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