「それで彼女はようやく『さびしかったの』とか言って認めましたが、ベタすぎるコメントでまた呆れました。だって私も彼女も週末は基本休みで一緒に過ごしていますし、それでさびしいって言われてもね。マンションはもともと私が1人で住んでいたところなので、翌週末までに出て行くように伝えました」 　しかし、出て行くことを拒んで居座り続けたので若村さんは有給を取り、彼女が仕事に出ている間に荷物を着払いで彼女の実家へ。さらに家の鍵も交換してしまう。 「彼女の親に連絡すると、私がほかの女性と浮気して家を追い出されたとウソをついていたので証拠動画を送って説明しました。結婚前提の同棲でしたが、正式に婚約したわけではなかったので慰謝料は請求していません。浮気相手は彼女の職場の上司で、こちらも面倒なので放置しました。ただ、彼女と同じ会社に共通の友人がいて、彼によれば上司は別の女性とも浮気していたそうでそこから芋づる式に関係がバレてしまったみたいですけどね（笑）」 　浮気に良い悪いはないが、パートナーと一緒に暮らす自宅に連れ込むのは言語道断。結婚する前にわかってよかったかもしれない。 ＜TEXT／トシタカマサ＞ ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。