仕事

“おしゃれな作業着”が現場で人気「3K仕事のイメージを変えたい」創業者の想い

日本全国の労働者が、誇りを持てる環境を

HARADA株式会社

オーダーユニフォームの会社で日本一を目指す

3K労働のイメージを変えるだけでなく、従業員に仕事の誇りを抱かせ、事故や怪我の防止までも実現しているHARADAのオーダーユニフォーム。慢性的な人手不足に悩む業界が多いなか、このビジネスが救世主になる日は近いかもしれない。 原田さんはオリジナルユニフォームの展開を通して、「改めて、日本はユニフォーム文化だと思う」と分析している。 「現場仕事はチームスポーツと同じように、チームワークが求められることがとても多いです。だからこそ一致団結するための目に見える装置が必要なのだと思います。弊社のユニフォームが労働者の皆様のパフォーマンスを上げられているとすれば、これほど嬉しいことはありません。」 HARADAの今後の目標は、引き続き3Kのイメージを払拭するようなユニフォームを提供していくだけでなく、日本一のオーダーユニフォームの会社になることだ。そして、今以上の中小企業に対してユニフォームを販売し、ビジネスの規模を増やして100億円の売り上げを目指している。 「これからもおしゃれでかっこいいユニフォームを提供し、日本全国の労働者が誇りを持って働ける環境作りに貢献していきたい」と話す原田さん。今度は海外の作業労働にも目を向けて、オリジナルユニフォームのグローバル展開を図る予定だ。 労働とは汗水を流して働くこと。文字通り汗水を流しながら作業に打ち込む現場作業の方々の自信と誇りを守っていくのがHARADAの役割だ。3Kに本来の意味ではなく、かわいい・きれい・かっこいいといったプラスなイメージを抱かせることも、業界存続のために必要な働きかけではないだろうか。 <取材・文/越前与(えちぜんあたる)>
ライター・インタビュアー。1993年生まれ。大学卒業後に大手印刷会社、出版社勤務を経てフリーライターに。ビジネス系の取材記事とルポをメインに執筆。
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ