更新日:2024年08月31日 17:27
お金

「株価暴落」にビビって投資を始められない人こそ“大損するリスク”が高い理由

運用する金額の算出方法

AdobeStock_571442044 実際にいくら運用できるのか。そして何年運用できるのかは、人それぞれ異なる。具体的にいくら運用するのがいいのか。鳥海氏は「2つの考え方がある」と教えてくれた。 「1つ目はゴールから逆算する方法。例えば、老後までに2000万円を貯めるには、今からいくら運用する必要があるのかを逆算する。長期間運用できる若い方なら運用資金は少なくても大丈夫ですが、年配の方は運用できる期間が短くなるぶん、運用資金を増やす必要があります」  2つ目は収入や貯金から算出する方法だ。 「少なくとも収入の20%は運用に回してみるのがいいのではないでしょうか。その金額を自分が運用できる期間に投資するといくらになるのか逆算して、足りなければ運用資金を増やせばいいし、足りるのであれば減らせばいいと思います。  また、定額預金のような形でお金を貯めている方や、貯金に余裕がある方も新NISAに回して外国株で運用したほうがいい。いざというときに必要なお金は、200万円ほどあれば十分ではないでしょうか」

新NISAを始める際の注意点は?

 自分の収入や貯金など、現在の状況を見直すことは、新NISAを始めるにあたって非常に重要だという。 「投資で成功するためには、今の状況をきちんと把握したうえで、『最終的にどうなりたいのか』という明確なビジョンを持つことが大切です。自分の状況を正しく理解できている人は、あまり多くありません。新NISAをきっかけに家計の収入と支出を見直して、不要な出費を投資に回すといいでしょう。  投資を勉強する際は、SNSで話題の情報に飛びついてはダメ。本で情報を仕入れるときも、今話題の本ではなく、何十年も読み続けられているベストセラーを読んだほうがいい。時代やトレンドが代わっても通じる王道の考え方が身につけたうえで、新NISAを始めるのがいいと思います」 【新NISAを始めるときの3か条】 ・株価が暴落したときの心構えをしておく ・目標にあった運用資金や運用期間を考える ・この機会に自分や家計の状況を見直す
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