神楽坂に“元料亭サウナ”が誕生。香り豊かなほうじ茶ロウリュと檜風呂、和モダン空間を堪能!【ミスSPA!2023 戸塚咲季/ベストサウナvol.36】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第36回は『あかざる 神楽坂サウナ』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 戸塚咲季ちゃん
テキサス生まれ群馬育ち。T150 B74 W53 H75。3rd DVD『想い想われ』(エスデジタル)が発売中。サウナ好きなあざかわ女子
古くから花街として栄えた歴史と文化の街・神楽坂。石畳の路地裏にひっそりと佇む「あかざる 神楽坂サウナ」は、この9月にグランドオープンを迎えた新しいサウナ施設だ。神楽坂を拠点とする不動産会社の新規事業として運営されており、元料亭を改装し、施設を利用。外観には行燈がともるのみ。ふと通りかかっても、ここにサウナがあるとは誰も思わないだろう。
引き戸を開けると、和楽のBGMが心地よく響き、女将が出迎えてくれる。脱いだ靴をスタッフが丁寧にしまい、温かな声かけをするなど、ホスピタリティはまさに料亭クオリティだ。肝心のサウナは、パブリックとプライベートのハイブリッド型で、2階のパブリックサウナ室は約20人が同時に利用できる広さ。正面にはハルビア社の巨大なサウナストーブが鎮座し、20分おきにスタッフによるほうじ茶ロウリュが行われると、暗く落ち着いた空間に、香ばしい匂いと熱気が充満する。
●Point:ロウリュはスタッフにより、定期的に実施
しっかり汗をかいたら、チラーで約13℃に冷やされた水風呂へ。高温サウナとの落差でキリリと引き締まる感覚が楽しめる。休憩は、水風呂の向かいにある木製ベンチか外気浴スペース。路地裏という立地ゆえ、外気浴エリアは静かでのどかな雰囲気だ。さらに、檜の温浴風呂も設置されており、檜特有の豊かな木の香りが高級感を演出している。サウナーが求める設備が過不足なくシンプルに整えられているのが素晴らしい。
1階には男女一緒に利用可能なプライベートサウナ(会員制、最大6人)もある。こちらでもサウナ室、水風呂、温浴、外気浴が楽しめる。洗面所付きの更衣室や休憩所も備えたラグジュアリーな空間であり、カップルなどお忍びでのサウナ利用にもぴったりだろう。この施設は、6月からプレオープン期間として運営されていたが、すでに耳の早いサウナーの間で評判になっていた。
KAGURAZAKAを裏から読んで「あかざる」と名付けられたこの施設には、日常の喧騒を忘れて、非日常の静けさとリラクゼーションを体験してほしいという思いが込められている。多くの飲食店が軒を連ねる神楽坂では、サ飯にも困ることがない。「あかざる」は、間違いなく神楽坂での遊びの価値を高めてくれるだろう。この場所を知っていることだけでも、自慢ができそうな大人のサウナである。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
神楽坂の“元料亭サウナ”
檜の香りにつつまれた和モダン空間で、ほうじ茶ロウリュと13℃水風呂を堪能
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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