恋愛・結婚

“自慢の彼女”は、実は上司の…「最初から仕組まれていた」ゲスすぎる策略とは?

点と点が繋がり、腑に落ちることだらけ

交流会 失意の尚弥さんは「点と点が繋がった」と語ります。思い返すと腑に落ちることがあったそうです。 「瑠美さんと最初に会った『社内交流会』のときに、いま思えば鹿山さんが僕たち二人の共通の趣味のアニメの話題とかを持ち出して、めっちゃナイスアシストしてくれていたから、LINE交換がスムーズだったんですよね。  もしかすると鹿山さんは罪悪感があって、罪滅ぼしとしてキューピッド役を買って出ていたのかも。というか、海外支社に行く噂があった僕と瑠美さんが結婚すれば、不倫相手を厄介払いできると思ってた可能性も……。いずれにしても最初から仕組まれていたんじゃないですかね(苦笑)」

「不倫がバレて不幸になればいい」と嘲笑

 たまに社内で鹿山さんに会うと、妙に明るく馴れ馴れしく接してくるそうですが、尚弥さんは気まずいので苦笑いでやりすごしているそうです。 「不倫がいつまで続くのかはわかりませんが、どうせ最終的には瑠美さんがテイよく捨てられるに決まってます。鹿山さん主催の飲み会やバーベキューがきっかけで彼氏彼女になって、結婚までいったカップルはこれまでに何組かいるみたいなんです。  これは確証がないただの推論ですが、そういうカップルの妻側が実は鹿山さんの不倫相手だったなんてことも充分ありえるんじゃないかと。  つまり鹿山さんは、さんざん独身女性と遊んで飽きたらキューピッド役を買って出て、その子に優良物件の独身男をあてがってやって、恨みを買わないよう上手に厄介払いしてきたんじゃないのかなと疑ってます」  尚弥さんは、この顛末を社内や家族に暴露するつもりはないとしつつも、嘲笑気味に「瑠美さんも鹿山さんも不倫がバレて不幸になればいい」と吐き捨てていました。 <文/堺屋大地>
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi
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