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八丈島に移住した“女性プロ雀士”に聞くリアルな住み心地。物価は「東京本土のスーパーよりも全部高い」

八丈島に移住して7ヶ月で結婚

――ノリヒトさんも同時に移住されたのですか? 松岡:旦那は移住したわけではなく、私が移住した日にペットの持ち運びなどを手伝ってくれただけで、それ以降はたまに島に遊びに来ていました。そうこうしているうちに付き合うようになり、やがて「結婚するから島に移住して一緒に住む」って言い出して……。「結婚するかどうかはわからないけど、まあいいよ」と(笑)。八丈島に移住したのが一昨年(2022年)の7月で、結婚したのはその7ヶ月後ぐらいでした。 ――展開が早いですね。ちなみに、移住してからプロ雀士としての活動に変化はありましたか? 松岡:現在もプロ雀士として日本プロ麻雀連盟に在籍はしていますが、リーグ戦やタイトル戦などには出ていません。リーグ戦に出ると1週間ぐらい家を空けたりするのですが、犬や猫がいるので家を空けすぎるのもなと……。当初は島に移住後も続けるつもりではいたんですけどね。旦那は今も東京と八丈島を行き来して続けていますよ。

物価が高いので自給自足に注力

松岡千晶

魚は買うと意外と高いのだという

――松岡さんは現在どんなお仕事をされていますか? 松岡:週1~2日のアルバイトを4つ掛け持ちしています。八丈島でも有名な郷土料理のお店で掃除をしたり、別のご飯屋さんで働いたりしています。あとは、1月~2月の期間限定で「八丈フルーツレモン」っていう特産レモンの収穫・販売の短期アルバイトをしたり、「くさや」や「明日葉」の生産を手伝う短期アルバイトもしています。 ――お住まいは賃貸の古民家とのことですが、広いですか? 松岡:もともと1人で住む予定だったので、1人だったら広かっただろうなって(笑)。1階建てなのですが、リビングが12畳、寝室が6畳、そのほかにもう一つ部屋があり、キッチンもあります。それと、旦那がYouTubeでゲーム配信をしているのですが、家の中でやられるとうるさいので、庭に置いてある廃車の中でやってもらっています。あと、私も旦那もサウナが好きなので、テントサウナを買ってきて庭に設置しています。 ――食べ物を買うのはスーパーですか? 松岡:3店舗あるのですが、空輸輸送費なんかが乗っているからか東京本土のスーパーよりも全部高いです。それと、八丈島の漁師さんは獲れた魚を一度築地まで運ぶんです。八丈島では築地価格で販売されるので全然安くなくて……海に囲まれているので魚は安いと思っていたんですけどね。 ――自宅に広い畑がありますよね。野菜や果物は自給自足ですか? 松岡:畑では常時10~20種類の野菜を育てているので、あまり買うことはありません。果物は以前イチゴを育てていたことはありますが、それ以外は木で育つものが多いので…。持ち家でもないですし、4年後にみかんができると言われても「育ててもな~」みたいな感じですね。ただ、島では物々交換がすごく多くて、例えばスイカをたくさんくれた相手に野菜をあげたりしています。ちなみに、私の親も自宅のベランダや屋上で家庭菜園をやっているのですが、うちの畑があまりにも広いのでうらやましがっていましたね。
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釣った魚で旦那が寿司を握ってくれる
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千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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X:@chibooovv
YouTube:八丈島野生夫婦

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松岡千晶が下記イベントの物産展(八丈島のコーナー)で「一味唐辛子」を手売りします。

【日の出町産業まつり】10/26(土)、27(日) イオンモール日の出

【はむら市民と産業のまつり】
11/2(土)、3(日) S&Dスポーツパーク富士見(富士見公園)
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