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高カロリーのメシ動画ばかりを投稿する“年収300万円のサラリーマン”を直撃「料理は通勤中に思いつく」

その実像は、礼儀正しいサラリーマン!

ハイカロめし食堂

「ベリーヤム」が決め台詞

「ハイカロめし食堂と申します。広告代理店で、営業職をしております」 昨年、九州から転勤で都内に引っ越してきたというハイカロめし食堂は、30代、既婚。新卒で現在の広告代理店に入社し、8年勤続している。 動画での弾けた姿とは印象が異なり、とても礼儀正しい好青年だ。メディアの取材を受けるのは、今回が初めてだそうで、少し緊張している様子。
ハイカロめし食堂

SNSで大きな話題を呼んだ「月一万円得する鶏皮弁当」

料理をはじめたのは、中学生の頃。テレビの料理番組や、料理本を真似てきたという。 「『チューボーですよ!』とか、『男子ご飯』とか、よく観ましたね。一番影響を受けた料理家は、ケンタロウさんです。ライフスタイルとかも含めて、とても好きでした。ちなみに僕も本名がケンタロウで、母はカツヨ。勝手に親近感おぼえてました。料理は、会社に向かう電車の中とか、駅まで自転車に乗っている時とか、何かほかの作業をしている時に思いつくことが多いですね」 動画制作も独学だ。 「創作すること、何かを真似るということが、昔から得意でした。それで自然と、動画作りもできるようになったという感じですね。両親の影響で、ビートルズとか松田聖子さんとか、ちょっと昔の音楽を聴いたり、映画を観て育ちました。イギリスのビジュアルコメディが好きで、音楽の使い方や映像に関しては、かなり影響を受けています」 目指したのは、前例のないオープニングとエンディング。 「動画をバズらせる攻略法みたいなのも、レクチャーを受けたりしたことはないですね。こう見えてあまり人の言うことは聞かずに、独自路線なので。自分でやって、ウケるのを感じたい。そこに喜びを感じています。基本的に、はじめと終わりだけしっかりしていれば、トンマナ(トーン&マナー)が揃うと言いますか。ある程度見やすい動画になるのではないか、と考えています」 きわめて真剣に、オリジナリティを追究する料理動画男子。それがハイカロめし食堂なのだった。 【ハイカロめし食堂】 YouTube:@orehighdiner Instagram:@orehighdiner <取材・文/山野井春絵>
ライター。愛知県出身。広告代理店、編集プロダクション、リゾート施設広報を経てフリーに。得意分野はインタビュー、ライフスタイル、フード、ワインなど。フランス語をマイペースで勉強中。X:@3mo6ab3jK2IHBoV
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