仕事

福岡県の山奥に移住、外国人女性と暮らす日本人男性「月15万円あれば妻と子供を養える」――大反響ニュース傑作選

絶景をひとり占めできる露天風呂がウリ

ゲストハウス  屋根裏を活用した「忍者部屋」などもあり、宿には遊び心が盛りだくさんだ。個室利用者のみが使える露天ヒノキ風呂では、雄大な自然を眺めながら湯に浸かることができる。 ゲストハウス  コロナ以前は屋内外の土地を活用して、さまざまなアクティビティを開催していた。今は時勢を考慮し、イベント事は控えているそうだ。 「このご時世なので、たくさん人が賑わうような活動はできないですね。宿業やイベントは特に頑張らず、来てくれる人だけを受け入れています。それでも、小さくではありますが盛り上がっていますよ」  宿泊者からのクチコミは上々で、「親戚の家に来たかのような暖かみがある」「ワーケーションで来たが、絶景すぎて仕事が捗らない」といった声が寄せられている。

破天荒なオーナーの自由すぎる経営ビジョン

坂本さん まだまだ終わりの見えないコロナ禍。坂本さんは今後、どのように宿を切り盛りしていこうと考えているのだろうか。 「宿をいったん人に任せて、僕自身は前代未聞のチャレンジをする予定です。お茶農家として八女茶を売りながら、歩いて日本横断の旅をします。その間、妻と子供は里帰りさせてあげようかなと。そのために今、代理オーナーを探しているところです。既に10人くらい応募が来ています。どうやって選ぼうか悩みますね(笑)」  自然あふれる環境だからこそ叶えられた、“人とのつながり”で成り立つ自由なオーナー業。お茶の行商を通じて、今度はどんな新しい風を地域に呼び込むのだろうか。坂本さんの今後の活動に注目だ。 <取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
1
2
3
4
おすすめ記事
ハッシュタグ