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“3時間待った”駐車場で割り込みされた夫婦の怒り。暴行を受け「示談にしたい」と言われるも、断固拒否した顛末

「安い車に乗っているくせに生意気」と暴言

無法者のドライバーは、50代半ばくらいの中年男性で助手席には同年代の女性も乗っていたそうだ。同乗者は注意するわけでもなく、小宮さんの車が下がれと言わんばかりにこちらを睨みつけていたという。 「普段ならばおかしな連中に付き合いたくないので譲りますが、さすがに3時間待っていたので我慢できませんでした。これは入れてはいけないと思って、こちらも駐車場に車を入れようとしたんです。そうしたら、その車は急発進して駐車場の入口に入ってしまった。誘導員も怒っていましたが、反対車線もこの車のせいで大渋滞していてバックで戻ることも出来ない状態に。仕方なく、われわれも誘導員も諦めて、その車を駐車場に入れたんです」 あおり運転など、中高年のドライバーによるルール無視の運転が社会問題化している昨今。小宮さんも意外な形でトラブルに巻き込まれてしまったようだ。 「幸い、すぐに他の車が出庫して駐車場に入れたのですが、停車してからもまさかのトラブルが待っていました。さっき突っ込んできた男女が歩み寄ってきて、因縁をつけてきたんです。こちらの車が進路妨害したと主張するのですが、そもそもこのシーズンは反対車線から入庫は禁止ですよと諭しました。こちらが冷静に返したのが気に食わなかったのか、激昂して安い車に乗っているくせに生意気だと無茶苦茶な暴言を吐いてきたんです。 妻も危険だと思ったのか、動画で撮影しだしたら今度は女が妻に掴みかかってスマホをはたき落としたんです。そんなとき、われわれの後続車だった男性が異変に気づいて駆けつけてくれ、割り込みしたほうがおかしいんだと加勢してくれた。その男性は、警察にも通報してくれて何かあれば証言すると名刺まで置いていってくれました」

警察に証拠の動画を見せ、被害届を出すことに

とはいえ、大渋滞を起こしている観光スポットでのトラブルで警察も駆けつけるのに時間がかかり、結局は1時間近く駐車場で警官の到着を待つことになった。 「通報されてビビったのか、相手はその場から立ち去ったのですが、車のナンバーを撮影し保存しておいたのが功を奏しました。警官が到着すると事情説明し、妻が掴まれスマホを叩き落される映像も見てもらいました。そんな時に、呑気にその2人は自分の車に戻ってきたんです。これだけ騒ぎを起こしているので逃げたのかと思ったら、中年カップルは紅葉をしっかり楽しんでいたみたいです(笑)。妻は、警官から暴行の訴えを出すか聞かれ、このまま2人を野放しにするのもしゃくなので面倒ですが手続きをお願いしました」
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「示談にしたい」と言われるも、断固拒否
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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