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ラブホ清掃員が明かす「40分ほど部屋が使用できなくなる」お風呂での迷惑な行為とは?――仰天ニュース傑作選

ラブホは地域の協賛店として店名を出せない

会社員 ラブホは何かと変なイメージを持たれがちだが、きちんと税金を納めているし、地域の雇用も生み出している。 「ラブホも普通の企業と変わらないと思います。私が実際に働いてみてそう感じました」  ただし、ラブホのオーナー家族は少し違ったと、前田さんは話す。日ごろから気を遣って生活をしているという。 「ある日、私たちが通っていた高校の部活が全国大会に出場することになったんです。地方の田舎なので、地域住民は大盛り上がりでした。大々的にカンパを集めることになり、地域の店舗や個人が協力していました」  全国大会出場は、前田さんが住む地域ではそのくらい珍しい出来事だった。 「カンパの返礼として、協力者の名前が入った冊子と出場記念タオルが配られました」  前田さんのバイト先のラブホも協力しており、返礼品が届いていたのだが……。 「冊子をめくり、協賛店としてオーナーの名前もありました。そのなかに、自宅がラブホ経営をしている友人のAちゃん宅もあったんです。でも、そこには企業名はなく、オーナー名しかありませんでした。現在もそうですが、書かれているのは“T町 A山B夫”みたいな感じです」  実家がラブホ経営のAさんに聞くと、「さすがにホテル名は出せなくて」とのことだったそうだ。

中学生の職業体験実習でも…

 さらに、ラブホが地域へ協力する難しさはそれだけではなかったようで……。 「毎年開催される地域の夏祭りや中学生の職業体験実習なども、『ラブホは18歳未満利用禁止』ということで、話はこないそうです。まぁ、当たり前と言えば当たり前ですよね」  また、地域の子どもが迷子になったり怪しい大人に声をかけられたりした際に、サポートするための立ち寄り場としても提供できないとのこと。 「立ち寄れる店舗や個人宅にはステッカーや幟が出ています。でも、ラブホが立ち寄れる場所になったらなったで、問題になるんでしょう。ラブホは24時間開いているし、人もいます。ネオンで明るいから安心なんですけどね……」 <取材・文/資産もとお>
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