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白昼堂々、職場の先輩とホテルに…「よくも娘を連れ込んだな!」会社に怒鳴り込んだ父親の大誤解

愛娘が白昼堂々とラブホに!

 相変わらずお店は忙しく、気が付けば絵里さんも大学を卒業し、かねてから志望していた精密機械メーカーへの総合職として就職が叶いました。そんな絵里さんから、吉本さんは相談事を持ちかけられたそうです。 「ある日の朝、配達に行こうと車に商品を積んでいたら『ねえ、パパ。この人どう思う?』と、いきなりスマホの画面を見せられました。そこには、笑顔でピースをする青年が写っていて、どうやら絵里の彼氏らしいのです。『絵里がいい人だと思う人は、パパも同じだよ』と伝えると、『あ、そう見えたんだ。感想ありがとうね』と言って、絵里は会社に向かいました」  それから数時間後、吉本さんは配達の途中で驚くべき光景を目にします。 「お得意様のラブホ街へ配達に行ったら、なんと、絵里が見知らぬ男性と中へ入っていくのを目撃したんです。そう言えば、出かける前に見せられた男性の写真を思い出してしまって……。もう仕事どころではなくなりました」

我慢の限界を超えてしまい…

怒り

※画像はイメージです

 吉本さんは、急遽支店の親友に配達を代わってもらい、絵里さんの様子を伺うためその場に残りました。ラブホの出口が見える少し離れた路上で様子を伺っていると、1時間半ほどしてから、先ほどの男性と絵里さんが一緒に出てきました。 「二人はラブホを出ると、少し先の大通りからタクシーに乗ったので、私も後を追いかけました。やがてタクシーは勤務先の会社前で停車し、絵里とその男性は笑顔で会話しながら入っていきました。我慢の限界を超えてしまった私は、後をついて行き、絵里が所属するフロアまで上がり『おまえか! 勤務中に娘をラブホテルに連れ込んだのは!』と怒鳴ってしまいました。その瞬間、周囲が静まり返ったのを覚えています」 すると、気まずそうな顔をして駆け寄ってきた絵里さんが吉本さんの耳元で『お父さん、やめてよ! M先輩と同行して新しい機材の導入について打ち合わせに行っていたのよ!』と、声を震わせながら伝えたそうです。  そのすぐ後に、今度は目撃した際に一緒にいた男性が「吉本さんのお父さん、誤解を招いてしまって申し訳ありません。先方のオーナーが中国の方で、絵里さんが中国留学の経験があると聞いていて、通訳をお願いするために同行してもらいました」と説明を受けたそうです。  面目丸つぶれの吉本さんは、絵里さんとの距離がさらに空いてしまい、絵里さんは一人暮らしをすることになったそうです。肩を落として寂しそうな表情で語っていた姿が印象的でした。 <TEXT/ベルクちゃん>
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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