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難関資格を続々取得!“FP1級”サバンナ八木真澄が教える、ラクラク節約術「白州の空き瓶にトリスを移して飲もう」

勉強法にお金のテクニックまとめ、次は?

サバンナ八木真澄――スマホのメモはまだまだあるようですね。『年収300万円で心の大富豪』の続編や、ほかに出版したい本はありますか? 八木:あります。ひとつは『世界一ゆるい勉強法』という本です。FPの試験勉強をする中で見つけた勉強法をまとめていて、今は自分で検証している段階です。  もうひとつは、日常生活で役立つ、お金に関する情報やテクニックをまとめた本です。例えば、家を買う時にマンションと戸建てはどちらがいいのか、年金は何歳でもらうのがお得なのかです。人によって得する選択肢が違うのに、あまり知られていないんですよね。  例えば、厚生年金は65歳からもらえますが、受給時期の繰り上げ(60歳から支給開始)、繰り下げ(最大75歳まで支給時期を遅らせる)ができます。繰り下げると支給額が増えますが、もし配偶者が年下の場合、受給資格者が厚生年金の受給時期を繰り下げると、配偶者がもらえるはずの加給年金がもらえなくなってしまうんです。  そういう普通に暮らしているだけでは知ることのできない情報や節税テクニックを伝えられたらいいですね。あとは、若い頃はパチンコが好きでよくやっていて、独自の勝ち方や勝つことへの考え方もあります。制度や法律といった硬い話だけじゃなく、こういった軟らかい話も伝えられたらいいですね。

ご飯をおいしく食べて眠りたい

サバンナ八木真澄――2024年、FP1級と一種外務員資格試験に合格されましたし、お金に関する知識の幅も広がり、深さが出たことも関係しているのでしょうか? 八木:そうかもしれません。一種外務員資格試験はFP1級と試験範囲が似ているというのもありますが、今後、お金に関する営業をしていく上で持っておいたほうがいいだろうと思ったから取りました。ちょっと細かい話になるんですけど、一種外務員では、信用取引とオプション取引の試験があります。僕はどちらもやってないんですが、営業の時に質問で聞かれた時に答えられなかったら困ると思ったんです。  ただ、FP1級に合格したらしたで、わからないことがどんどん出てきました。19歳の時に簿記3級を取ってるんですが、今の試験はすごいレベルが上がってて、わからないことが多々あったんで、今は簿記3級の見直しも含めて、今でも毎日少しづつ、いろんな勉強を続けています。 ――もしかして、簿記を取り直すためですか? 八木:いえ、資格は何も目指してません。僕は芸人なんで、ぶっちゃけ資格を取っても、あんまり意味がないんですよね。それよりも重要なのは、「今日一日を充実させるために、どう勉強を取り入れるか」なんです。一日の中で何かをやり切ったという充実感を得て、ご飯をおいしく食べて眠りたいんです。そのために勉強やトレーニングをしてるんです。言うたら、ただの自己満ですね(苦笑)。 <取材・文/安倍川モチ子 撮影/星亘> 【八木真澄】 吉本興業所属。お笑いコンビ「サバンナ」のツッコミ担当。FPの資格を取得し、お金にまつわる営業でも活動中。初の自著『年収300万円で心の大富豪』(KADOKAWA)が好評発売中。X:@yagimasumi1974
東京在住のフリーライター。 お笑い、歴史、グルメ、美容・健康など、専門を作らずに興味の惹かれるまま幅広いジャンルで活動中。X(旧Twitter):@mochico_abekawa
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