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2度の株価暴落を乗り越えた。東京ダイナマイト松田大輔が語る「負けない投資術」

 日経平均株価4万円超えの世界が夢とハジけた2024年8月5日。この日、世紀の株価大暴落と呼ばれる1987年ブラックマンデーの下げ幅3836円を大幅に上回る4451円も下げ、3万1458円の終値をつけた。
東京ダイナマイトの松田大輔さん

東京ダイナマイトの松田大輔さん

 Xでは、一時トレンドが「株価暴落」「バブル崩壊」「追証祭り」といった投資関連のワードで埋め尽くされ、多くの人が悲痛の声を上げた。4年前から株式投資をはじめた東京ダイナマイトの松田大輔さんも、その一人。  驚くことに、大暴落を受けるのは今回で2回目。インタビュー前編ではウクライナ侵攻による暴落の経験について聞いたが、後編では暴落ショック後に変わった、姿勢や意識をうかがった(※株価は取材があった8月5日時点)。

東京ダイナマイト松田「負けない投資」

――「負けない投資」を意識するようになったきっかけを教えてください。 松田大輔(以下、松田):2年目にロシアのウクライナ侵攻で痛い目を見たのもありますし、少しずつ自分に合った投資スタイルが分かるようになったというのもあると思いますが、大きなところだと、松井証券さんのYouTube番組の「予約の取れない株相談所」の出演だと思います。僕のような株式投資をしている芸能人が、カリスマ投資家や経済アナリストなどのプロにガチ相談するという番組です。忖度のない厳しい意見も多いんですが、おかげでどれだけ損をしないかを考えるようになりました。 ――今はどんな投資スタイルなのですか? 松田:欲張らずに中身だけ取っていくようになりました。具体的には、「ここからもっと上がる」と思った瞬間に売るという感じです。いつだったか、15万円くらいの含み益が出て、もう少し上がるんじゃないかと思って様子見していたら、半値くらいにまで下がったことがあるんです。それ以降、儲けが1万円でも2万円でも「もっと上がるかも」と思った瞬間に売っています。この方法に変えてからは、大損することはなくなりました。

コツコツ積み重ねていく

東京ダイナマイトの松田大輔さん

「投資で大事なのは、どれだけ損をしないかです」

――「負けない投資」は、安全重視な人に向いてそうですね。 松田:そうだと思います。一応、ザラ場は毎日見ていて、たまにスキャルピングもするんですが、プロの投資家たちが競る9~10時と14~15時の間は手を出しません。絶対に、その日のうちに取引を終えるようにしていますし、予想している額に上がるまで粘ることもありません。儲けは小さくても、固く攻めていった結果で損をすることは少ないので、これをコツコツ積み重ねていくのが、僕に合っている気がします。
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東京在住のフリーライター。 お笑い、歴史、グルメ、美容・健康など、専門を作らずに興味の惹かれるまま幅広いジャンルで活動中。X(旧Twitter):@mochico_abekawa
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