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元セクシー女優が暴露する「過酷すぎる“地下アイドル”の実態」。“夢を食い物にされる”…ブラックな金銭事情

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半で引退を決意し、ライターへ転向。現在はメディア出演も積極的に行っている。

ブラック労働を強いられる「地下アイドル」の実態

たかなし亜妖

元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 爆発的に稼ぐ地下アイドル(以下:地下ドル)が輝く一方で、地獄のようなブラック労働を強いられるグループも多い。夢を掴むべく業界入りをしたは良いものの生活が苦しく、思うように売れることができない演者が大半だろう。  地下ドルはライブを中心に活動を行うが、基本的にチケットバック(チケットを○枚売ったら○○円バック…という制度)が発生しない。もしあったとしても金額は非常に微々たるもので、出演料もチケットバックもなければ、ライブの収入源は「特典会」という名のチェキ撮影のみになる。  チェキの数を捌くには、まずライブ活動をしなければ始まらない。稼働量が多いグループだと週3~4日イベントに出演し、土日は1日に複数の現場をハシゴ。生活のほとんどを活動に充てている。  それなのにチェキが売れなければ収入は悲惨、時給に換算すると普通にバイトした方がいいくらいの儲けしか出ないのも“あるある話”だという。

「儲かるのは運営だけ」のブラックな仕組み

 アイドルの運営はオリジナルの衣装や楽曲を発注するせいで、初期費用がかかる。ダンスレッスンの費用も基本的に運営側の負担となるため、赤字続きでは困ってしまうのだ。よってチェキバックの比率を運営と演者で「7:3」や「6:4」にしないと、費用の回収が難しい。実際、運営側かかったお金を取り戻せずに解散を余儀なくされるグループもあると聞く。  カツカツなところも多いが、ぶっちゃけると運営は演者から搾取しようと思えばいくらでもできる立場だ。メンバーを馬車馬のように働かせ、大元だけがガッポリ稼ぐ悪質なプロダクションも一定数存在する。  どんなに売れているメンバーでもチェキバックの比率を一切変えないとか、演者が行う配信業の売り上げをほとんど持っていってしまうとか、グループ内で罰金制度を設けるなど、“悪質”の事例を挙げたらキリがない。固定給(20万円程度)のみで、チェキ・チケットバックや投げ銭の収益一切なしの条件で働かせる話も聞き、あまりのブラックさに筆者はドン引きした。  ちなみに地下アイドルのコンカフェ勤務はプロダクションが関与していないパターンも多いので、「全額手元に入るからバイトをする」なんて声もある。しかし、運営が経営するコンカフェで働く場合、結局稼いだ分のいくらかは必ず持って行かれるため「延々と搾取される沼」にハマる可能性が高いといえるだろう。
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稼げない地下アイドルの末路…
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
X(旧Twitter):@takanashiaaya

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