ノルマは「ボウリングのボールを週に10個売る」!?
―[実録[過酷すぎるノルマ]選手権]―
余裕なき組織が現場の人間に課す「ノルマ」という名の“十字架”。そのあまりの重みに耐えかねた悲痛な叫びは、今日もあちらこちらで上がっている。今、あなたのすぐそばでも起こっている、サラリーマンを襲う壮絶なプレッシャーの現実に刮目せよ!
◆ボウリングボールを中高生に売るというあまりに無謀な営業
【ノルマ:ボウリングボール10個/週】
●谷川昌平さん(仮名)26歳・フリーター
ボウリング場にも社員には過酷なノルマがありました。店舗ごとに売らないといけないボウリングボールの数が決まっていました。
僕がバイトをしていた店舗は、週10個の販売がノルマ。ただ、メインの客層が中高生だったのではっきり言って全然売れませんでしたね。そのため支配人や社員は、本部から「なぜ売れないんだよ!」と小言や嫌みを言われ続けていました。でも、普通に考えれば10代の学生がマイボールなんてなかなか持ちませんよね?
値段は確か4000円弱でしたが、そもそも本気でやる人は、数万円くらいのちゃんとしたボールを買いますし。ちなみに、繁忙期には有料会員を一日400人増やすというノルマもあったのですが、カワイイ女のコを受付にすれば余裕で達成できていました。ボールの販売も彼女に任せれば結果は変わったかもしれませんね(笑)。
― 実録[過酷すぎるノルマ]選手権【11】 ―
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