カオスと化したデスクを効率的な空間に大改造!
―[人生を変える[男の超整理術]]―
【応用編】カオスと化したデスクも効率的な空間に大改造!
小山氏と古堅氏の整理術を、ビジネスマンの城・デスクにも応用。同僚にも敬遠される編集部員テポドンの汚デスクは、どう変わるか?
作業スペースがモノで埋め尽くされ、もはや仕事をする場所ではない編集部員テポドンのデスク。まずは前述のステップどおり、モノをすべて「使う・使わない」で分け、不要なものを捨てることに。
「その際、必ず引き出しから始めてください。たいてい一番モノが溜まっている場所なので、ここを減らすとその後の作業がスムーズになります。最初に本来の収納スペースを把握しておくことも大事ですしね」(古堅氏)
確かに、引き出しの中には溢れんばかりのものが……。不要な本や資料は捨て、捨てられない思い出の品などは とりあえず箱にイン。問題は「いつか必要になるかも」と保管していた資料類だが、
「情報は古くなるので、必要なときに新しく集め直したほうが効率的」という小山氏のアドバイスに従い、潔く捨ててもらった。
使わないけど大切なサイン色紙などは、迷わず”とりあえず箱”へ
同じ要領で机の脇やデスク上も使うものだけを残したら、収納前にそれぞれの使用頻度をチェック。「秩序が乱れる原因となるので、デスク上には現在進行中の仕事のものしか置かないように。それ以外は、使用頻度の高い順に使いやすい引き出しの上段から収納してください」(古堅氏)
加えて、ついモノを詰め込みがちな深い下段の引き出しには、機能性を維持するための下準備を。
「100円ショップなどで売っているファイルボックスを活用し、資料類はタテにしか入れられない仕組みを作りましょう」(小山氏)
引き出し下段はタテに収納する仕組みで積み上げを防止。出し入れもラク
場所さえ決まれば収納はあっという間。残るはデスク上のみだ。
「いったんモノを重ねると、山が崩れるまで重ねてしまうのが人間の性。デスク上の管理は、ブックシェルフを使い左側から順番に新しい本や資料を差していく”押し出しファイリング”が鉄則です。右側から捨てていけばいいので、整理がラクですよ」(同)
なるほど、時系列順になっていれば過去の資料も探しやすい。同じく小山氏のアドバイスを受け、埋もれていた横置きの収納ケースには経理関係などの書類を入れ、電話の下に配置。これで上にモノを積んでしまう心配もなくなった。
かくして、テポドンの汚デスクはスマートなデスクに大変身! さぞ仕事もはかどることだろう。
【Before】
肝心のキーボードは資料で覆われ、電話を取るたびに何かが落ちる
机の脇には、滑り落ちた資料類と、いつか家に持ち帰る予定の小物が散乱
引き出しの中には、古い本や資料、使用済みの撮影小物や名刺などが押し込められている
【After】
デスクから排出されたとりあえず箱、ゴミ、これを機に家に持ち帰るもの
引き出し下段には保存資料、中段にはCDR、上段には名刺や文具を収納
「こりゃ出勤が楽しくなる」とテポドン。笑顔も普段より爽やかだ
― 人生を変える[男の超整理術]【4】 ―
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