更新日:2025年07月08日 00:37
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パチンコ抽選人数「3万人超」も…パチプロが“過去7年分のデータ”から紐解く「7月7日の勝ち方」

 7月7日。それは星に願いを託す日じゃない。僕たちにとっては、釘に願いを託す日だ。  織姫と彦星が年に一度しか会えないように、僕らパチンカーにも、「もしかして……」と夢を見てもいい特別な一日がある。それが七夕。いや、“パチンカーの七夕”なのだ。
ミネッチ

グランドリニューアルが行われた「スパークル本店」(東京都府中市)での一枚

 とはいえ、そんなロマンチックな幻想は、朝の抽選で粉々に砕かれるのだけれど……。

2024年の七夕「熱狂の記録」

 昨年、2024年の7月7日。新宿の有名ホール「マルハン新宿東宝ビル店」では、なんと抽選参加者が3万人を突破した。
パチンコ

昨年(2024年)の7月7日、「マルハン新宿東宝ビル店」では、3万人以上が抽選予約を申し込んだ

 パチンコをやらない人からすれば、「Mrs.GREEN APPLEがゲリラで夏フェスでも始めたのか?」と勘違いしそうな光景。  秋葉原も駅前に大名行列、池袋の「入店したら終わり」といわれるホールまでもが超満員。ボッタ店すら満席になる日、それが7月7日なのだ。

数週間前から始まっている“七夕の小競り合い”

 そんな「七夕パニック」を想定して、今年は早めに動いた。  まず、都内でグランドオープンを控える店をいち早くマークし、会員カードを作成。ここは16桁の会員番号を入力するネット抽選方式だった。
パチンコ

7月7日グランドオープンの「マルハンメガシティ2000 蒲田7」の抽選は、会員カードの番号が必要であった

 数万人の抽選者の中から当選すれば、ようやく席に座る権利を得られる。  でも、これだけじゃ不十分。インターネットやSNSで「パチンコ」「グランドオープン」「創業月間」などと検索し、可能性を感じるホールを洗い出す。  要するに、ゾクゾクさせてくれる台に座るには、根回しが必要ということ。  店を選び、抽選を突破し、そしてようやく「台を選ぶ」フェーズに進める。七夕の小競り合いは、数週間前から始まっているのだ。

過去7年分の「7月7日の戦績」を公開

 七夕は特別な日。それだけに、記憶にも鮮明に残っている。 ・2016年:「CR大海物語3SP」がまったく回らず、即移動。「CRサンダードラゴン」で攻略打ちに頼り、プラス7万円。出禁覚悟の一戦だった。 ・2018年:「CR北斗無双」は空回り。「沖海4」で奇跡のボーダー+7台を掴むも、結果はマイナス2万円。回る=勝つとは限らない。 ・2019年:「CR大海物語4ブラック」→「P沼」へ。アナログ機のロマンに賭けたが、マイナス4万円。 ・2021年:「CR真・花の慶次2 漆黒」→「超韋駄天」。暴力的な右打ちに呑まれ、マイナス6万円。
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過去3年の戦績からみえる“7月7日ならではの仕掛け”
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技術と釘読みで凌ぐパチプロ生活が20年。その稼働内容を、雑誌(パチンコオリジナル実戦術、必勝ガイドMAXなど)に寄稿し始めて10年が経つ。YouTubeの密着シリーズ(パチダンTV)は特に人気があり、70万回再生を超えた。
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