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心に染み込む恐怖のゲーム。コアなファンに支持される「懐かしのホラー&サスペンスアドベンチャー」7選

口コミで広まるホラー系タイトルの魅力

都市伝説解体センター

スマッシュヒットとなったミステリーアドベンチャー『都市伝説解体センター』

 2025年上半期に話題となったオカルティックなミステリーアドベンチャー『都市伝説解体センター』(Switch、PS5、Steam/集英社ゲームズ)のように、口コミでその怖さが伝播するホラー系タイトルは数知れず。  というわけで今回は、尖った個性がコアなファンに刺さった懐かしのホラー&サスペンスタイトルを7本ピックアップしました! みなさんの心を揺さぶった1本は何ですか?

ファミコン期の伝説のホラーゲーム

●スウィートホーム ファミコン/カプコン/1989年  1989年に公開された「伊丹十三製作総指揮」の映画『スウィートホーム』のゲーム版。呪われた館に閉じ込められたテレビクルー5人が脱出を目指す、当時のファミコンソフトとしては珍しいホラー色濃厚なRPGでした。  館内には宿屋のような施設は一切なく、体力を回復できるのは限られた数の薬瓶のみ。5人のクルーは体力が0になると復活できないため、行動は常に緊張感を伴う……。物語を彩る不気味なフレスコ画に、8ビットのドット絵とは思えないグロテスクなモンスターたち。その雰囲気も最恐でした。版権もののためリメイクはされていませんが、同じカプコンの『バイオハザード』の原点となったとも言われています。

文字の恐ろしさを見せつけた元祖サウンドノベル

●弟切草 スーパーファミコン/チュンソフト(現:スパイク・チュンソフト)/1992年 『ドラゴンクエスト』シリーズの開発を担当していたチュンソフトが、初めてパブリッシャーとしてリリースしたタイトルが『弟切草』。テキストを読み進め、選択肢で物語が多様に変化する「サウンドノベル」の第1弾でもありました。シナリオ担当は脚本家・小説家の長坂秀佳さん。  庭に黄色い弟切草が咲き乱れる洋館に迷い込んだ主人公と恋人の奈美を見舞う怪現象。唐突に出現する顔半分のミイラや、軋むドアに書かれた「奈美」の赤い文字に震え上がったプレイヤーも多いはず。効果音で聴覚を、文字で想像力を刺激し、頭のなかに浸透してくるような怖さがありました。
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松下電器のハード・3DOの代表作
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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