「何百本やったのかわからない」レトロゲームが好きすぎる女性YouTuberが“特に勧める”3作品
美麗なグラフィックで描かれ、メタバースやVRの台頭とともに進化を続ける現代のゲーム。しかし、世の中と逆行するかのごとく、ひたすらに昔のゲームをプレイし続けている人物も存在する。
『レトゲー女子はるまりのレトロゲームクエスト』を運営するはるまりさんは、約3年間で1,000を超える勢いの実況動画を配信している。しかし気になるのが、一体何が彼女の琴線を揺らしたのかということ。曰く、いまのゲームではとても表現できないレトロゲームならではの面白さがあるそうだ。ハマったきっかけや特に好きなタイトルについて、そして今後の展望を語ってもらった。
――はるまりさんは、いまの時代になぜレトロゲームをプレイしているのでしょうか?
はるまり:小さな頃の私にとって、スーパーファミコンは手の届かなかった憧れの存在でした。自分は持っていないけど、友達の家に行くとできる“特別なもの”だったんですよね。アルバイト代を趣味に使えるようになった大学生時代、「友達の家でしかできなかったあのゲームをやりたい」と思いスーパーファミコンを買ったら、どっぷりハマってしまって……。それからは、まるでゲームの歴史をさかのぼるように、ファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)からSEGAのメガドライブやマークⅢなどのハードに手を出し……(笑)。
――はるまりさんの思うレトロゲームの魅力を教えてください。
はるまり:なんといっても粗いドット絵です。いまのゲームのようにキャラの動きが細かく表現されていないので、ある程度自分で想像できる楽しみがあるんですよね。ほかにも「なんでこんなことになってるの?」という奇抜さや、驚きがいっぱい詰まっているのも最高です。たとえば、ファミコンで出ている『影の伝説』は、魔城に捕らえられた姫を助けるストーリーなんですけど、救出しても次のステージでサクッとまたさらわれていくんですよ(笑)。丁寧に物語が描かれるいまのゲームではありえない、ツッコミどころ満載なところがたまりません。
――はるまりさんは、レトロゲームをどのように入手しているのでしょうか?
はるまり:レトロゲームが売っているお店は、全国に結構あるんです。東京であれば、中野や秋葉原が有名ですね。私は、所有欲よりも“遊びたい欲”が強いので、パッケージやゲーム内容でビビッときたものをよく購入しています。旅行先でご当地のレトロゲーム屋に行くと、新しいソフトとの出会いがあって楽しいですよ。
――レトロゲームは、いくらぐらいで買えるものなのでしょうか?
はるまり:中古で販売されているものばかりなので、値段はバラバラです。1,000円台で買えるものもあれば、プレミアがついていると10万円以上することも珍しくありません。ファミコンの後期に出た名作の『へべれけ』をどうしてもやりたくて、4万円程度で購入したことがあります。
――需要はまだまだあるんですね。
はるまり:レトロゲームは、海外に根強いファンがいるみたいなんですよ。配信をしていると、ブラジルやスペイン、ロシアなどの方々からコメントをもらうときがあります。フランスの方から、海外で出回っているレトロゲームのレアグッズ情報をもらったこともありました。世界に通用する日本の文化として、レトロゲームが広まってくれたら嬉しいなと思います。
粗くて奇抜で、特別なのがレトロゲーム
レトロゲームは海外に誇れる日本の文化
エンタメ好きなフリーライター。クリエイターやアイドルなどのプロモーション取材を手掛ける。ワンドリンク制のライブが好き。
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