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「ちょっとカメラ回していい?」海でナンパされた21歳女性が性被害に遭うまでの一部始終を告白

 女性たちが告白する――。あれはひと夏の思い出か、それとも性被害か。“不同意性交”が焦点の時代、街の男たちは手口を進化させていた!取材班は海、プール、花火大会で悲痛な声を直撃取材!

ワクワクがハラハラに変わる瞬間

真夏の[不同意SEX]被害報告

酒やアクティビティ……思わず注意散漫になる要素が沢山ある夏の浜辺では自己防衛の対策が必要だ、と痛感したアヤノさんは、それ以来ガードを一層固くしている

「沖に水上バイクを止められて、もう逃げられなくって」  太陽が照りつける神奈川県・逗子海岸のビーチで、明るく笑いながら話すのは、小麦色の肌がまぶしいアヤノさん(仮名・21歳)。  だが、取材班が「それは“同意”だったのですか?」と問うと、その表情は一気に曇った。 「あれは3週間前、友人と2人で海に遊びに行ったときのことです。私たちも“ちょっとした出会い”くらいはあるかもしれない、なんて冗談半分で話していたんです。そこに20代半ばくらいの男2人が近づいてきて、『水上バイクに乗らない?』と声をかけられました。筋肉質で見た目も悪くないし、しかも私は水上バイクが初めて。テンションが上がって『乗りたーい!!』と即答してしまいました」  男女ペアに分かれて、エンジン音を響かせながら湘南の海原を疾走。潮風と水しぶきを浴び、互いにスマホで写真を撮り合う――。まるで“海でSNS映えナンパ”の見本のような光景だった。  だが20分ほど楽しんだあと、男が艇を止めたのは、江の島からも葉山からも外れた沖合の、人影がまったくない一角だった。

「ちょっとカメラ回していい?」とスマホを端に設置され…

真夏の[不同意SEX]被害報告

女性客で賑わう海水浴場では、今年もナンパを図ろうとする男たちが散見された
※写真はイメージです

 そこにはクーラーボックスが置かれ、冷えた缶チューハイが用意されていた。「ここ、知る人ぞ知る穴場スポット。滅多に人が来ないから最高だよ。人混みに疲れたでしょ」と、やけに準備のいい誘い文句。  アヤノさんは一瞬、胸騒ぎを覚えたものの、喉の渇きに負けて乾杯してしまったという。 「海を眺めながら一息ついたら、男が『俺、配信やってるんだ』と言い出して、『ちょっとカメラ回していい?』とスマホを端に設置したんです。慌てて顔を手で隠したら、身体をじわじわ寄せてきて、『いいよね?』の一言でキス。そのまま押し倒されました。カメラは途中で倒れたけど、音は残ってたかもしれない。今思えば、ちゃんと断ればよかった……」  加害者の特定はできず、不安だけが残った。アヤノさんは最後にこう付け加えた。 「今になって思うと、あれって仲間うちに“同意を取った証拠”として見せるための配信だったんじゃないかって。本当に悪質ですよね」  不同意性交等罪が’23年7月に施行され、「同意の有無」が新常識に。  さぞ、真夏の性被害報告は減っているかと思いきや、前述したケースのように「証拠を残せばいい」と手口を巧妙化させる輩が増えている。
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チャット履歴で逃げ道を塞がれ、ホテルに
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