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「永遠の部屋」から出られない恐怖…“引き寄せマニア”の編集者が南米ペルーで体験した「アヤワスカ」衝撃ルポ

なぜ「引き寄せ」で願いが叶う人と、叶わない人がいるのか? なぜ願いが叶っても、満たされず、依存症のように“次の願い”を求めてしまうのか? 18年間、オカルトやスピリチュアルといった“ちょっと向こう側の世界”を追いかけ、「割と本気の“引き寄せマニア”でもあり、“引き寄せ中毒者”」と自負する、オカルト編集者の角由紀子氏が、2022年に訪れた南米ペルーでのアヤワスカ体験特別ルポを紹介する。 ※本記事は書籍『引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話』(扶桑社)より、抜粋・一部編集したものです。

角由紀子氏

アマゾンに伝わる「神のお茶」アヤワスカ

私が会いに行ったのは、アマゾン奥地に暮らすシピボ族のシャーマンだった。 彼らを選んだ理由は、儀式の「安全性」に定評があるからだ。現在、アヤワスカはスピリチュアル観光として世界的に注目され、多くの人々が神の植物による癒しを求めて南米へと足を運んでいる。その一方で、需要の高まりと共に儀式の質にも大きなばらつきが生じているのが現実だ。 なかには、より強烈な幻覚体験を求める強硬派のシャーマンも存在し、そうした者たちはダチュラ(チョウセンアサガオ)など、非常に強力な幻覚作用を持つ植物をアヤワスカに混ぜることさえあるという。しかしその結果、精神に深刻なダメージを負ったり、最悪の場合は命を落とすといった事故も報告されている。 そうした中、シピボ族はアヤワスカとの深い関係を何世代にもわたり維持してきた、アマゾンで最も伝統に忠実な民族の一つとされている。調合法も極めて古典的で、軽率なアレンジや派手な演出を好まず、あくまで精霊との交信という本来の目的に重きを置いた真摯な姿勢を貫いている。だからこそ、多くの人々が「最も信頼できるアヤワスカの担い手」として彼らを選ぶのだ。 羽田空港を出発し、ニューヨークを経由してペルーの首都・リマに到着するまでおよそ25時間。そこからさらに国内線に乗り継ぎ、アマゾンの玄関口・プカルパという町へ向かう。 プカルパではまず一泊。翌日、ウカヤリ川を船で2時間ほど遡り、マシセアという村にたどり着く。さらにそこから、バイクタクシーに揺られてまた2時間――。ようやく、目的地であるシピボ族の村「サンタ・ロサ・デ・ディナマルカ」に到着した。文明の喧騒から完全に隔絶された、まさに“精霊の国”の入り口だった。 さすがアマゾン、見渡す限り圧倒的な大自然が広がっている。どこまでも続く巨大な森林、濃密な空気、そしてそこに息づく動植物たちは、日本のそれとは比べものにならないほど雄大で、どこか神々しいまでに生き生きとしていた。 この地に立つと、人間という存在がいかにちっぽけで無力かを痛感せざるを得ない。文明の影などどこにもなく、ただ“生命そのもの”が静かに脈打つ世界だった。 村に到着すると、儀式を司るシャーマンのアントニオさんに挨拶をし、プカルパから同行してくれた日本人の見習いシャーマン・タクマさん、そして岩崎さんと共に、初日からアヤワスカの儀式に臨むことになった。 夕食はなし。そう、アヤワスカを受ける日は「空腹であること」が重要なのだ。

イラスト/角由紀子

儀式本番!アヤワスカを口にすると、目の前に霊が現れた!

〈儀式1日目〉 儀式は、夜8時から始まり朝5時まで続く。 7時くらいから部屋を真っ暗にし、蝋燭を1本だけ立てて、シャーマンが来るのを静かに待つ。アマゾンの虫たちの声が部屋中に鳴り響き、闇を揺さぶった。 8時くらいになると、シャーマンが部屋の中に入り、パイプをふかしながら「アヤワスカは森のメディスンであり、人間を超越した知性を持つ『宇宙の叡智』。これから薬草の世界を開くから、精霊を信頼して、安心して身を任せなさい」と語った。 部屋と体を浄化するため、参加者も通称“シャーマンタバコ”と呼ばれる、無添加オーガニックの「マパチョ」をふかして煙で全身を浄化する。このタバコには、グラウンディングの効果もあり、吸うと重心が下がって上昇を止める役割もあるそうだ。 そして、いよいよアヤワスカを飲む。その味は、濃くて苦い養命酒のようで、世間で言われるほど「激マズ」には感じなかった。そして、ウワリンガという香水をほんの少し口に入れる。 しばらくして、シャーマンのアントニオが聖なる歌である「イカロ」を歌い始めた。イカロは、天から受け取る聖歌で、アヤワスカの神を讃える歌なのだ。 1時間くらいすると、だいぶ酔いがまわり、心身に変化がみられた。以下、アヤワスカを通じて得た私の体験だ。
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