「最初はまったく信じていませんでした」令和の“オカルト界の女王”・角由紀子が語る“超現実”の世界
―[インタビュー連載『エッジな人々』]―
科学万能の時代にあっても、人はなお「見えないもの」に惹かれ続ける。その欲望を体現する存在が、角由紀子だ。超常現象、都市伝説、幽体離脱や身体改造まで、「自ら試し尽くす」ことをモットーに取材を重ねる姿はオカルトマニアの間で絶大な信頼を得ている。彼女が身を挺してまで辿り着きたい世界とは?

角由紀子
信じないほど「引き寄せ」はできる!
――引きこもり時代は、どう過ごしていたんですか?
角:何もせず、寝そべって天井ばかり見てました。大学には何とか入れたのですが、朝起きられない体質が定着して授業に行きづらくなり、テストで悪い点を取るたびにモチベーションが下がり、悪循環に陥りました。一時期は毎日死ぬことしか考えられず、完全なうつ状態。結局、大学も中退してしまいました。
――そこから、現実を超越した世界観、“超現実”に興味を持つようになった?
角:いえ、最初はまったく信じていませんでしたね。大学をやめ、アルバイトとして採用されたスピリチュアル雑誌の編集部が発端です。そこではヒーリングストーンマッサージ、(※3)アーユルベーダや(※4)エサレン研究所が主宰する脳マッサージなどスピ系のサロンを一日5~6件取材する日々。それでも当初は半信半疑でした。スピ系には、社会生活を遮断している人もいたので、失礼ながら「気味が悪いな」という先入観もありました。
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『引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話』 「引き寄せ」を極めし者、廃人一歩手前まで行ったオカルト編集者がたどり着いた“真実”
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