更新日:2025年09月01日 13:54
ライフ

沖縄に15年住んだアメリカ人男性が戸惑った“日本人の言葉”「『また会おう』と言ってくれるけど…」

インバウンド需要に沸いている日本。観光地はもちろん、大きな都市ではどこに行っても外国人の姿が目に入ってきますが、日本に住み、インフレ&物価高の影響を大きく受けている日本人からすると「日本の何がそんなに良いのか?」と疑問に思ってしまいますよね。 そこで、すこし日本にゆかりのある外国人に「日本の印象」を聞くことで、我々が忘れかけていた日本の素晴らしさに改めて気づくことができるかもしれません。
ブラッドさん

ユタ州沖縄県人会のサマーピクニックに参加する、日本文化に親しみをもつブラッドさん

出身地のユタ州で、現在家族6人で暮らしているエンジニアのブラッドさん(42歳)。アメリカ海兵隊に所属していたとき、仕事で2002年に沖縄へ渡ります。そこで海兵隊として4年間働いたあと、民間の契約社員(米軍基地で軍人を支える、民間の専門スタッフ)になり、15年間沖縄に住んでいた経験があります。 日本ではカルチャーショックの連続だったそうです。驚きの日々を送りながらも「文化が違うからこそ楽しい」と語るブラッドさんに詳しいお話を伺いました。

日本人が言う「また会おうね」の本当の意味は?

さっぽろ雪まつり

家族で楽しんだ北海道さっぽろ雪まつり

日本人の奥さまをもつブラッドさん。15年間の沖縄滞在中に仕事の出張や観光で、日本中を訪れたそうです。 「沖縄の離島を巡ったり、妻の実家がある熊本、福岡や広島にも行きました。他には、長野や東京、大阪、そしてスノーボードをしに北海道にも行きましたよ」 日本人の従業員たちといっしょに、沖縄で15年間仕事をしてきたブラッドさん。仕事での価値観の違いや、戸惑いはなかったのでしょうか? 「日本人はみんな礼儀正しくて、仕事にプロ意識があります。でも本音がちょっと分かりにくいんです。『また会おう』と言ってくれるけど、実際には全く連絡が来なかったりして……」 ブラッドさんは、15年間日本に住んでいたにもかかわらず、日本人の男友達が一人も出来なかったことが残念なのだとか。 「街を歩いてて、“外国人お断り”と書かれたお店の貼り紙を見たこともあります。みんな礼儀正しくて優しいけど、本音ではあまり外国人と深く関わりたくないのかな?と感じることも正直ありました」と当時を振り返ります。 しかし、長いこと日本で生活をする中で、すこしずつ日本社会での“本音と建て前”を区別できるようになったと言います。アメリカへ戻ったときに、同じアメリカ人の仕事仲間から受けたストレートな言い方に、逆にカルチャーショックを受けたほどだったそうです。

アメリカではあり得ないマクドナルドのサービスにびっくり

マクドナルド

まさかの神対応に感動したという日本のマクドナルド

日本では、仕事仲間とのやりとりでカルチャーショックが大きかったブラッドさんですが、家族と過ごすプライベートな時間でも驚きがあったと言います。 「レストランで、店員が笑顔で迎えてくれて、“ありがとう”って言ってくれるのが気持ちいいんです」 日本では当たり前の接客対応が、ブラッドさんには本当に心地よかったそうです。 「ある日、マクドナルドのドライブスルーでハンバーガーを注文して、自宅に持ち帰ったんです。家に着いて袋を開けてみたら、注文したハンバーガーがひとつ足りなかったんですよ。電話でそのことを伝えたら、なんとスタッフがわざわざ家まで届けてくれたんです!アメリカでは絶対にありえないですよ!」 アメリカで慣れ親しんでいるマクドナルドの、別次元のサービスに感動したブラッドさん。日本での長年の生活で好きになった食べ物が数多くあるそうです。 「最初は食べられなかったんですけど、日本で慣れてからは、握り寿司も大好きになりました。アメリカに帰ってきてからは、カリフォルニアロールばっかりですけどね……。沖縄そばもラーメンも好きです!アメリカでは珍しい、馬刺しや、生きたクルマエビも、日本で食べました」 加熱料理が基本のアメリカ人にとって、クルマエビのように動いているものを食べるのは、かなりハードルが高いと言えます。
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特に驚いた日本の文化
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2001年渡米、ユタ州ウチナー民間大使。アメリカでスーパーの棚入れ係やウェイトレス、保育士を経験したあとアメリカ政府の仕事に就く。政府職員として17年務めるが、パンデミックをきっかけに「いつ死んでもOK!な生き方」を意識するようになり2023年辞職。現在はNHKラジオ出演や日本のWebメディア執筆など幅広く活動中。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員

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