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カウンター居酒屋で“異臭を放つ”男性客が招いた地獄絵図…若い女性客は「逃げるように去っていった」

ようやく夏が過ぎようとしているが、初秋であっても「キツい体臭」が漂ってくることがある。電車やオフィスなど、どんな場所でも忌避されるものの、逃げ場のない場所で遭遇すれば、まさに“地獄絵図”の様相を呈す。 今回は、飲み歩きが趣味の男性がちょうど今の季節に体験したエピソードを紹介しよう。
カウンター 居酒屋

画像はイメージです

行きつけの店から異臭が…

高橋昭仁さん(仮名・30歳)は、仕事帰りにふらりと立ち寄ったのが行きつけの店。そこは10人くらいで満席になる立ち飲み屋で、居合わせた客とママと会話に花を咲かせる小さな社交場だ。 「扉を開けた瞬間から、異変に気づいて。鼻をつくニオイがブワッと漂ってきたんです。なんていうんでしょう、汗臭いとはまた違う体臭って感じで……吐き気を覚えました」 予期せぬ異臭の先制攻撃により、その場を後にする選択肢もよぎるが……ママに声をかけられてしまい、流れで入店したのだという。 「席についた時に気づきました。“発信源”は隣席の40代後半くらいのサラリーマンであると……。本当に最悪でした」 苦渋の表情を浮かべる高橋さんに対して、スマホをすっと差し出した店のママ。画面には「隣、ワキガ」の文字が。カウンター越しに目が合うと、ママが意味深に頷く。周囲を見渡してみると、ほかの客も一様に眉をひそめている。

遠回しに追い返そうと試みたが…

幸いにも、その日は常連が集まっていた。息の合ったチームワークがさえわたる。 「体臭はデリケートな問題だからなかなか直接言えないじゃないですか。本人が気にしているかもしれないし、意図的に悪事を働いているわけでもないですし。でも、あまりにも耐えられないからその人に帰ってもらいたくて……。『今日はずっといるんですね。そろそろ次のお店にいかないんですか?』といった感じで、遠回しに追い返そうと試みたんです」 その場にいた皆が一丸となっていたにもかかわらず、当の本人は全く気づいていない様子。 「退店をそれとなく促す最中、タイミングが悪いことに2人組の若い女の子が店に入ってきたんです。やばいな、自分がこのニオイを放っていると思われたらどうしよう……と焦りましたね」
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ガラガラの店内で首をかしげていた
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下北沢に住む32歳。趣味はポーカーとサウナ、ホラー映画鑑賞。広告代理店・制作会社を経てフリーランスのブロガー兼ライターに。婚活ブログ『アラサー女の婚活談義』と生きることをテーマにした『IKIRU.』を運営中。体験談の執筆を得意としている。X(旧Twitter):@IKIRUwithfun

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