更新日:2025年10月28日 19:07
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【アーカイブ配信あり】10/3(金)日刊SPA!主催ライター養成講座レポート「AI時代に“本物の武器”を持つ—— 日刊SPA!編集部が直伝する、聞き出す力と撮影スキル」

生成AIの進化によって、“文章が書けるだけのライター”は淘汰される時代が近づいています。 いま必要なのは、取材相手の心を開く「聞き出す力」。さらに、その場の空気までも切り取る「撮影スキル」があれば、大活躍まちがいなし! そんな“現場で通用する本物の力”を、日刊SPA!編集部が直接叩き込む、1日集中ライター養成講座 「AI時代を生き抜く!「聞き出す力を身につける」ライター養成講座|取材&撮影スキルを現場で学ぶ【日刊SPA!主催】」が、2025年10月3日(金)に株式会社扶桑社・会議室で開催されました。 本講座のアーカイブ配信チケットを販売中!詳細はコチラ⇒https://spa-event3.peatix.com/ 「聞き出す力を身につける」ライター養成講座講師は、日刊SPA!でもヒット記事多数のノンフィクションライター・黒島暁生氏と、編集・取材歴約20年のベテラン編集者/ライター・藤井厚年氏(日刊SPA!編集者)。 さらに後半の受講者参加型の模擬取材ワークの取材対象者役には、Netflixの恋愛リアリティーショー『あいの里 シーズン1』で注目を集めた“みな姉”氏を迎え、熱のこもった講座が展開されました。その一部分を紹介します。 「聞き出す力を身につける」ライター養成講座 ■講師プロフィール 黒島 暁生(ライター/『日刊SPA!』寄稿多数)黒島 暁生(ライター/『日刊SPA!』寄稿多数) 人物インタビューを得意とするノンフィクションライター。「タトゥーが入った女性」「高学歴×風俗嬢」など、“生き方”に迫る取材記事でヒット多数。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。 Xアカウント:https://x.com/kuroshimaaki 藤井 厚年(『日刊SPA!』編集者/編集・取材歴約20年)藤井 厚年(『日刊SPA!』編集者/編集・取材歴約20年) 数々のインタビュー取材・撮影を手がけ、ライター育成にも豊富な実績を持つ。本講座では進行と講師を担当。 Xアカウント:https://x.com/FujiiAtsutoshi

なぜ今、「取材力」が重要なのか

講座は「なぜ今、取材力が重要なのか?」というテーマからスタート。 AIが文章を生み出せる時代だからこそ、人間にしかできない“現場の力”の価値が高まっていると、講師陣は語ります。 「聞き出す力を身につける」ライター養成講座藤井氏:「AIでもう文章が生成できる時代になってきている。でも、現場で良い素材を得ること——この“聞き出す力”によって、AIを使っても仕上がりに大きな差が出るんですよね」 黒島氏:「取材対象者から信頼されないと、取材は成り立たないんですよね。テーマ選びの段階でライターとしての勝敗は決まっていると思っています。私は“絶対に自分がバカにしないもの”を取材対象に選びます。バカにすれば、必ず見透かされる」

“読まれる企画”の立て方

「聞き出す力を身につける」ライター養成講座講座の中盤では、ライターの生命線である「企画力」について具体的なノウハウが紹介されました。 藤井氏:「企画を立てる時は、まずメディアのターゲット層の興味を知ること。自分の興味だけで企画を書くと、採用されにくい。自分の興味とメディアの興味が重なるゾーンこそ、企画が通りやすい部分です」 黒島氏:「取材対象者にもベネフィットがあり、クライアントにとってもベネフィットがなければいけない。その“ベネフィット”を突き詰めるとPVになる。私が面白いと思うのは“ギャップ”です。例えば『高学歴×風俗嬢』のような」

相手の心を開く“聞き方”

「聞き出す力を身につける」ライター養成講座取材現場で本音を引き出すためのテクニックについても、両講師が実践的な方法を披露。 藤井氏:「インタビューはアンケートではありません。1問1答でいいなら、現場に行く必要はなく、メールで済む話。だからこそ“対話”に集中する。目の前にいる相手との呼吸が大事なんです」 黒島氏:「私はあえて録音をしません。警戒心を解くほうがメリットが大きいと考えています。 その代わり、事前に“原稿はすべてご確認いただき、修正にも応じます”と明言します。信頼関係を築くことが何より重要なんです」

“クリックされる写真”を撮るには

「聞き出す力を身につける」ライター養成講座講座の後半では、藤井氏が撮影テクニックを解説。藤井氏はフリーランスだった頃、インタビュー取材のポートレートをはじめ、ストリートスナップ、街歩き、各種イベント、水着グラビアなど、さまざまな企画の撮影まで担当してきたそうですが、「現場で撮影ができるライターは重宝される」とのこと。 Webメディアの仕事において、プロカメラマンではないライターが「クリックされる写真」を撮るための、実践的なポイントを紹介しました。 藤井氏:「上手な写真=クリックされる写真ではありません。ライターが狙うべきは、サムネイルやアイキャッチで映える写真。では、“目を引く写真”とは何かを考える必要があります」

模擬取材で“現場力”を体感

後半の模擬取材には、『あいの里 シーズン1』で人気を博した“みな姉”氏が登場。 みな姉氏 参加者は実際にみな姉氏にインタビューを行う模擬取材を体験し、講師による公開インタビューも実施。 緊張感あふれる現場の空気を、肌で感じる貴重な時間となりました。 ■講座カリキュラム 【前半:座学】 ・いまなぜ取材力が重要なのか? ・WebメディアにおいてPVが重要なワケ ・Webメディアにおける“企画の立て方”の基本 ・編集者への企画案の出し方 ・読まれる企画の作り方 ・取材依頼書の書き方 ・下調べと想定質問について ・現場での立ち居振る舞い ・藤井講師の“聞き出す力” テクニック ・黒島講師の“聞き出す力”テクニック ・藤井講師による撮影テクニック 【後半:模擬取材】 ・みな姉氏への模擬取材(参加者1名につき5分程度) AI時代だからこそ、人間にしかできない“現場の強さ”が求められています。 この講座で学んだスキルは、取材の現場だけでなく、ライターとしてのキャリアを大きく押し上げてくれるはずです。

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