雑学

敏腕マンガ編集者が注目 ダ・ヴィンチ・恐山のツイッター

出版不況と言われる昨今。でも、企画さえよければ売れるはず。てなわけで、「実現困難だけど、こんな本なら絶対売れる!」というドリーム企画を目利きの皆さんに披露してもらいましょう!

●佐渡島庸平氏
「ジョン・ラセターなら今までにないコマ割りを生み出すかも」


佐渡島庸平氏

佐渡島庸平氏

『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』などのヒット作を担当する週刊『モーニング』編集部の佐渡島庸平氏。

「企画は売れるかどうかでは考えず、自分が楽しめるかどうかで考える」という氏から最初に名前が挙がったのがジョン・ラセター。

「『トイ・ストーリー』で監督・脚本を務めた彼の描いたマンガは読んでみたい。アメコミのコマ割りは単調なものが多いですが、彼のセンスなら今までの日本人漫画家にないコマ割りを生み出すかも、と思います」

 希望はスポーツものだという。

「日本マンガやハリウッド映画でスポーツものは多いですが、アメコミでスポーツものは少ない気がします。だからこそ面白そう」

 マンガ以外で、ぜひ読みたいというのが、ある作家のエッセイ。

「『タイタンの妖女』『猫のゆりかご』などで知られるアメリカの作家カート・ヴォネガット。’07年に亡くなってしまっていますが、彼が死の直前にどんなことを考え、自分の作品を振り返ってどう思っていたかに非常に興味があるので、もしそんなエッセイが叶うなら絶対に読みたいですね」

 そして今最も可能性を感じているツールはツイッターだそう。

「フォロワー数が5万人を超えるダ・ヴィンチ・恐山さんという人物がいるんです。すでに漫画家デビューしていますが、僕は彼の変な文章表現に面白さを感じていて、テーマ次第でとんでもない小説を書けるんじゃないかと。恐山さんに限らず、140文字以内という制限のあるツイッターで独特のセンスを表現できる人なら、面白い本が出せるでしょうね」

【私の企画案】
●ジョン・ラセターの描くスポーツマンガ

●カート・ヴォネガットの死の直前の話

(どちらもタイトル未定)

【佐渡島庸平氏】
’79年生まれ。週刊『モーニング』(講談社)編集者。『バガボンド』の担当を経て、『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』などの連載を立ち上げる

― 編集者・書店員らが考えた[妄想ベストセラー]企画会議【7】 ―

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