仮想通貨が大暴落…謎の仮想通貨「300億コイン」を日本円に換算した時の“衝撃の金額”
『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか。
金がなくてドキドキしてきた年末……。今年最後の回となると、人はなぜか一年を振り返りたくなる。そして、できれば「いい感じだった部分」だけを大きな声で言いたくなる。
2025年、果たして俺はいくら稼げたのか。いや、それ以前に——いくら損したのか。
この問いを頭の中で考え始めた瞬間、胸の奥がキュッとなり「金がなくてドキドキしてきた」という、よくわからない症状が出た。
ハァハァハァ……。これは過呼吸ではない。年末特有の“現実直視アレルギー”である。
まずは明るい話からいこう。「SNPIT」である。
これはもう、正直に言おう。だいぶ儲けさせていただきました。
始めたばかりの頃は「なんであんなことやってるんですか?」と、なぜか“有識者”の方々から言われた。
有識者というのは、たいてい何もやっていない人である。やってもいないのに、よくわかっている。
だが、俺はコツコツとやっていた。写真を撮り続け、気づけば2年。
ほれ見いー!2年ずっと稼いどるやないか!
今年だけでいくらかというと、最初は「月1万5千円くらいかな?」と思っていた。だから18万円くらいかなと。
でも人間の記憶はアテにならない。俺はカレンダーに書き留めていたメモを恐る恐る数えてみた。
……32万円。思ってたより、だいぶ多い。こういうとき、人は急に姿勢が良くなる。
ちなみに嫁も8万円くらい稼いでいた。家庭内経済活動としては上々である。
次はSyFuである。これはもう来年に期待だ。頼むで、ほんまに。
はよコイン上場してくれんと「どのくらい儲かるのか」すら示せない。「希望はあるが数字がない」といった状態だろうか。
そして肝心の仮想通貨本体である。コイツときたら、もう本当に「ダダ下がり」である。
特にアルトコイン。もう見事な落ちっぷり……。
「計算したくない!」「見たくない!」
こういうとき俺は思う。含み益は幻だと言うのなら、含み損も幻なのではないか。
つまり「見なければ、損していない!」「計算しなければ、減っていない」……と、こんな強がりを言って一体誰が得をするのか。
たぶん誰も得しない。ただ、負けている「現実」からほんの一瞬、目を逸らせるだけである。
年末というのは不思議なもので、反省と希望が同時に襲ってくる。財布は軽いが、話のネタは重い。
2026年こそは、ドキドキしない年末を迎えたい……と言いながら、多分また同じことを言っている。
それでもまあ、生きていて、描けていて、少しは稼げている。
それだけで2025年は良しとしよう。ハァハァハァ……。
漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 X(旧Twitter)@hashimotosan84

第二百一話 年末
仮想通貨ゲーム「SNPIT」は稼げている!
仮想通貨全体は見たくないほど下がっている状況
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 X(旧Twitter)@hashimotosan84
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