「ハイブリッド車は“お得じゃない”と思ってた」元ディーラー営業マンが2000km乗って考えが変わった理由
日系自動車メーカーのディーラーに4年間勤務していた経験がある宇野源一と申します。
筆者は今まで「ハイブリッド車を買ってもあまり乗らない人はガソリン車との差額をペイできないからおすすめできない」というスタンスでしたが、2025年末にハイブリッド車に乗り換えてから2,000km近く車に乗って、その考えが変わりました。
どのように変わっていったのか、また、どのような人にハイブリッド車がおすすめなのか、という点を解説します。
※e-POWERは、エンジンで発電しモーターで走る日産独自のハイブリッドシステムですが、「モーター主体で走る車」としての体感的な特徴は共通しているため、本記事では広義のハイブリッド車として扱います。
筆者は7年強乗っていたガソリン車のセレナから、セレナe-POWERに乗り換えました。
セレナに乗っていたのは休日のレジャーだけですが、7年で約9万km乗るので給油は月に1〜2回。1万円程度の出費です。それが痛手というわけではなかったのですが、一度はe-POWER車を所有してみたいと思い、買い替えを決意。
購入から2ヶ月程度乗って感じたことは「圧倒的なパワー」でした。ガソリン車と比較したとき、最大トルクがガソリン車の1.5倍の315N・m。ガソリン車だと2,500cc〜3,000ccくらいの車とほぼ同じ力があるのです。
高速道路の合流などでスムーズな加速ができること、大人数乗車時に力不足にならないこと、これが筆者が感じた燃費以上の魅力です。
冒頭でもお伝えしましたが、あまり距離を乗らない人がハイブリッド車を買っても、燃費の恩恵を受けにくいのは事実です。
現行のセレナ(グレード:ハイウェイスター)を例に1万km走行時の燃料代を、レギュラーガソリン150円でシミュレーションしてみると、以下の通りになります。
ガソリン車:1万km÷カタログ燃費13.0km/L=769L×150円=11万5350円
e-POWER車:1万km÷カタログ燃費19.0km/L=526L×150円=7万8900円
差額:3万6450円
ガソリン車とe-POWER車の価格差は約55万円なので、ガソリン代だけで見ると15万km以上走らないとお得にならないのです。
毎年の自動車税の負担額の差やメンテナンス費用の差など、トータルで見れば目安として8万km前後がひとつの分岐点になりそうですが、長距離走行が少ない方にとってはガソリン車の方が圧倒的にコスパが良い点は変わらないでしょう。

※写真はイメージです。以下同
セレナe-POWERを買って感じた燃費以上のメリット
燃費だけで考えるとコスパは悪いが…
冒頭でもお伝えしましたが、あまり距離を乗らない人がハイブリッド車を買っても、燃費の恩恵を受けにくいのは事実です。
現行のセレナ(グレード:ハイウェイスター)を例に1万km走行時の燃料代を、レギュラーガソリン150円でシミュレーションしてみると、以下の通りになります。
ガソリン車:1万km÷カタログ燃費13.0km/L=769L×150円=11万5350円
e-POWER車:1万km÷カタログ燃費19.0km/L=526L×150円=7万8900円
差額:3万6450円
ガソリン車とe-POWER車の価格差は約55万円なので、ガソリン代だけで見ると15万km以上走らないとお得にならないのです。
毎年の自動車税の負担額の差やメンテナンス費用の差など、トータルで見れば目安として8万km前後がひとつの分岐点になりそうですが、長距離走行が少ない方にとってはガソリン車の方が圧倒的にコスパが良い点は変わらないでしょう。
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埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801
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