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「すぐ辞めるのは甘え」と耐えた結果…新入社員が1ヶ月で退職を決意した“友人からの一言”

 新年度のたびに話題に上がる「新入社員の早期退職」。近年は、入社から間もなく職場を離れるケースも珍しくなくなっている。働き方や価値観が多様化する中で、その決断の背景も一様ではないようだ。  今回は、入社後すぐに退職を決めたという2人のエピソードを紹介する。

感動するはずの映像で…涙が止まらなくなった

新入社員

※画像はイメージです。 
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 山本綾香さん(仮名・30代)は、新卒で結婚式場に就職。特別な一日を支える仕事にやりがいを感じていたが、現実は想像以上に厳しかった。 「気づけば、始発で出勤して終電で帰る生活が続いていました。体力的にもかなりきつかったですね」  業務に追われる日々の中で、「この仕事は自分に向いていないのではないか」と感じるようになったという。そんな中、“ある出来事”が転機となった。 「結婚式のエンドロールで、新郎新婦の思い出の写真が流れていました。会場では感動して涙を流している人も多かったんです」  そのとき、山本さん自身も涙が止まらなくなった。 「周りからは、“感動して泣いている”ように見えたと思います。でも実際は、仕事のつらさや疲れが一気にあふれて泣いていました」  自分でも理由が分からないまま、感情があふれ出た瞬間だったようだ。

高尾山の頂上で「辞めよう」と決めた

 その後、山本さんは上司に「少し壁にぶつかってしまったので、富士山に登ってきてもいいですか?」と相談した。  当時は気持ちを整理するために「何か大きいことをしたい」と考えていたという。しかし、富士山は時期的に登れないとわかり、「それなら高尾山に登ります」と言い直した。 「ひとりで山を登りながら、ずっと仕事のことを考えていました」  歩き続けるうちに、気持ちは少しずつ整理されていったようだ。そして、高尾山の山頂に着く頃には、結論ははっきりしていた。 「『やっぱり、この仕事を続けるのは難しいかもしれない……』と思い、辞めようという気持ちになっていました。不思議とスッキリしていたのを覚えています」  山を下りてすぐ、上司に電話をかけて「高尾山に登ってみましたが、やはり辞めさせてください!」と伝えたという。  退職日までは出勤を続けたが、つらかった原因は仕事内容というよりも、長時間勤務による体力的な負担だった。それがやがて、精神面にも影響を与えたのだ。  幸せの場を支える仕事と、自分自身の状態とのギャップ。その違和感が、少しずつ積み重なっていったようだ。
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「辞めるのは甘え」と思いながら仕事を続けた結果…
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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