忙しいときこそアイデアのチャンス!?
◆モチベーションが上がらない3タイプのサラリーマンへの処方箋
「どうしてもヤル気が出ねぇ」、「目の前の山のような作業に手をつけたくねぇ」 そんな根底の悩みから抜け出せないというサラリーマンたち。近著『崖っぷち「自己啓発修行」突撃記』を書くにあたり、50冊もの自己啓発書を読み漁ったという多田文明氏、多数の部下を率いる敏腕サラリーマンであり、作家業や学業にも邁進する河野英太郎氏が彼らに個別指導をしてくれた!
【ケース1】
忙しすぎて休みたい。努力への対価が感じられません
― 緒方 徹さん(仮名・38歳)広告代理店勤務 ―
仕事量は膨大で、帰宅は午前さまなのが当たり前。時には土日も潰れるほどで、心身ともに悲鳴を上げているという緒方さん。
「労力や時間的拘束に、対価を感じられればいい。給料がいいとか、世間からの反応があるとかね。この仕事が好きだからなんとか続けられていますが、それだけではもう限界。せめて考察して何かを生み出す時間さえ確保できれば」
この「時間がない病」に対して、多田氏は、「意外に、忙しいときほど面白い発想が得られるもの。隙間時間を利用して思いついたことをメモしては」とアドバイス。
一方、河野氏は、「無駄と感じる会議は理由をつけて欠席するなどして、全方位に時間と労力を注ぐ習慣を断ち切るべし」と言う。
「『マジメとミジメは一字の違い』という言葉があるように、マジメすぎてもダメ。実は、あなたが仕事を飛ばしても、仕事は進むもの。そもそも、それは、自分がやりたいことを犠牲にしてまでやるべき仕事か?と問いかけてみてください」
いっそ、「やらないという選択肢」も考慮したいもの。
「最初は苦しい決断でも、やがて周囲が適応してくれますよ」(河野氏)
【アドバイスをやってみて】
まず、自分がやらなくてもいい雑務は庶務の方に任せ、会議もひとつだけ病欠にしてみた。正直ハラハラしたが、意外と会社はそれほど重大ではなかった。その分、ほかの業務を頑張らなきゃと追い込むこともできたのでよかった
― 爆発的に「ヤル気」を引き出す超簡単な方法【6】 ―
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