更新日:2012年05月02日 18:57
恋愛・結婚

「専業主婦になりた~い」と宣う20代女子が急増中!

最近、専業主婦になりたいという若い女性が急増中。かつては、男たるもの一家の大黒柱として家族を養い……なんてのが男の甲斐性だとされていたけれど、このご時世、そんなことができるのは少数派。今や女の憧れとなった「専業主婦」の理想と現実とは? 「専業主婦になりた~い」と宣う20代女子が急増中!  もしも、付き合っている彼女から「私、結婚したら家庭を守りたいの。養ってくれる?」なんて言われたら? 内心、「怖えぇ」と思うのが正直なところではないか。  しかし、それも他人事ではない。今、「専業主婦になりたい」という女子が急増しているのである。  ’09年に内閣府男女共同参画局が行った「男女のライフスタイルに関する意識調査」では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という問いに、20代女性の36.6%が賛成と回答。実際、20代の女子に話を聞くと、「どれかひとつなんてイヤ! 仕事も家庭も全部楽しみたい!」(25歳・秘書)という意見もある一方、「専業主婦の友人は、家事は午前中に終わらせ、午後はフリータイム。趣味の写真をネット販売してお小遣い稼ぎ。結婚して、そんな〝第二の人生〟を歩めるのは女の特権」(28歳・販売)、「料理や家事が大好きだし、家事をしながら時間に拘束されずに趣味も満喫というのが理想。フルタイム労働なんて耐えられない」(26歳・アルバイト)と、専業主婦への憧れの声が続々と集まった。   しかも、「平日昼間にテニススクールで見かける裕福な主婦。新しいウェアを着て、いいクルマに乗り、のんびりおしゃべりしている姿はまさに憧れ」(26歳・アルバイト)、「尊敬できる人と結婚して、サポート役にまわりたい。経営者の妻になって経理の仕事で彼を助けたい」(29歳・公務員)という、世間知らず故のセレブな奥さまへの憧ればかりではなく……。 「チラシ片手にチャリでスーパーをはしごして、安く買ったレシートを見てにやける主婦が理想」(24歳・メーカー)、「『扶養控除の範囲内で働いてます』というのが夢」(27歳・出版)なんて人も。  そんな現実的な話も”夢”として語られるのが今の時代。収入が高値安定した男は希少価値だ。結婚情報サービスのオーネットが’09年に20~30代男性を対象に行った調査では、「配偶者にフルタイムで働いてほしい」という人が40.4%と、’99年の調査から13ポイントも増加。実際、共働き世帯は30年前から64%増加する一方、専業主婦世帯は35%も減っている。そう、今や、”なりたくてもなれない”のが専業主婦なのである。  が、当の専業主婦からは、「やれるもんならやってみなさい」(34歳)と冷や水を浴びせる声もあり。狭き門を突破して手に入れた、”専業主婦”の座も、どうやら楽ではないようなのである。
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※「共働き世帯の増加」:総務省「労働力調査」などより ※「配偶者の結婚後の仕事希望」:オーネット「2009年全国20代・30代未婚男性 結婚意識調査」(サンプル数1135人) ― 「男の甲斐性」大暴落 今や専業主婦は狭き門!【1】 ―
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