雑学

大ヒット漫画が相次いで映画化、ぶっちゃけどうなの?

ヘルタースケルター

『ヘルタースケルター』丸の内ピカデリーほか全国ロードショー中 ©2012映画『ヘルタースケルター』製作委員会

『週刊少年ジャンプ』黄金期を支えた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』、リアルかつブラックな作風が強い支持を集める『闇金ウシジマくん』、数々の人気作を残した故・赤塚不二夫氏の『ひみつのアッコちゃん』、そして’80~’90年代にかけて一時代を築いた岡崎京子氏の代表作『ヘルタースケルター』といった超のつく人気漫画がこの夏、相次いで映画化を迎える。これらの作品はすでに世代を超えて読まれ続け、さまざまな漫画賞を受賞するなど確固たる評価を得ている。しかし、映画化である。これまでも数々のメガヒット作が映像となっては、多くの原作ファンを悲しませる残酷な結果に終わっている。特に『るろうに剣心』と同時期の作品である『ドラゴンボール』の映画版の”トンデモぶり”は記憶に新しいところではないだろうか。また悲劇が繰り返されるのか、それとも杞憂に終わるのか。すでに公開を迎えた『ヘルタースケルター』を含めた4作に関して、期待と不安が入り交じったファンたちの声を集めてみた。

「はっきり言って『るろ剣』の映画化を聞いたときはショックで絶対観に行くことはないなと思っていたけど、プロモーション用の映像をたまたま目にしたら心が動いた。多分、行ってしまう」(32歳・男性)

「沢尻エリカの『りりこ』も佐藤健の『剣心』も綾瀬はるかの『アッコちゃん』も、それはそれで楽しめる気がする。良ければ言うことないし、ダメダメでもネタとしては面白い」(27歳・女性)

 映像化には断固拒否派が多いかと思いきや、実は肯定的な意見も少なくない。しかし、もちろん反対派も……。

「めっちゃ抵抗あるし、せっかくの大切な作品たちが”レイプ”されるのは観たくない。たとえ原作者が許しても、自分は許すつもりはない」(29歳・女性)

「漫画だから表現できる世界を描いているから面白いのに、それを映像化しようとするのはそもそも無理がある。邦画は、漫画や小説に頼ってばかりで残念」(34歳・男性)

 漫画ならではの世界観を守りたいと考える声も。ただ、世界的な大ヒットを収めている『スパイダーマン』や『ダークナイト』のシリーズももとはアメコミの長寿ヒーローが主役。原作ありきの作品が少なくないのは、何も日本に限ったことではない。

「『ウシジマくん』はともかく、ほかのは全部、よくも悪くも昔の作品って印象。もちろん、面白い漫画だとは思うけど、映画化にわざわざ目くじら立てる必要はない」(26歳・男性)

「原作と映画は別物。映画がたとえ残念な結果であっても、別に原作の価値が損なわれるわけじゃないし」(35歳・男性)

 街中の意見は大きく分類すると「意外に楽しみ派」、「頼むから勘弁派」、「クールに静観派」の3派となるよう。まだ態度を決めかねている諸賢は改めて原作を楽しんだうえで、映画とどう向き合うかを考えてみてはいかがだろうか。 <取材・文/日刊SPA!取材班>




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