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ミッツ・マングローブ「過剰なリアクションにイラッとするのは、薄っぺらく見えるから」

「他人にはなかなか理解されない。が、自分には絶対許せない!」――生理的にどうしても耐え難い他人の行為というものは誰にでもあり、皆、そんな憤りを孤独に抱えて生きている。ときには、その怒りを吐き出してみようじゃないか! 「生理的に許せない行為」大告発大会デス! ミッツ・マングローブ氏が語る 過剰なリアクションにイラッとするのは、薄っぺらく見えるから 女装家として各メディアで大活躍中のミッツ・マングローブ氏。  上品さと毒舌さが同居した、希有なキャラで人気を集める氏の「不愉快な行為」とは? 「私が気になって仕方がないのが、相手を指さす行為。特に女のコがそれをやると、とても行儀が悪いと思うし、かわいげがないですよね。それに、手を叩いて大笑いする女のコも不快。本来、笑うことっていうのは、とてもはしたない行為で、口の中はどこよりも隠さなくてはいけないところ。口元に手を添えて笑ったほうがかわいいし、モテると思うんですよ。ただ、『私、モテないんです~』って言う女のコほど、大笑いするタイプが多い。『口に手をあてて清楚に笑えば、きっとモテるわよ』というと、『そういう女は生理的にキライ』って言うんですよね。もったいないなって思います。  私自身が古い考えなのか、サラリーマンの握手も好きではないです。『元気?』『頑張ってる?』とか言いながらの握手には、思わずイラッとします。上から目線のようなその態度に。ハイタッチやハグも同じで、そもそも握手は日本の文化にないだろうって。  テレビに出させていただくようになってわかったんですが、テレビって、大きなリアクションを求められるんですよね。でも、皆さんの日常はバラエティ番組じゃないんだから、沈黙を恐れてポンポン言葉を発したり、過剰に大きな反応をする必要はないと思うんです。そういう癖がつくと、その場しのぎばかりで薄っぺらな人間になっちゃうんじゃないかなって。あ、そうそう、だから私、『うんうんうん』って、やたらとうなずく人や、返信メールの早い人もあまり信用できないんですよ。  でもまあ、相手の行為にイラッとしたとしても、直接それを言えばいいと思うんです。不快感や誤解も含めて、それもコミュニケーションなのですから」 【ミッツ・マングローブ神奈川県生まれ。日本テレビ『DON!』、TOKYO MX『5時に夢中!』、ラジオ日本『(秘)ミッツラジオ』などにレギュラー出演。スナック「来夢来人」のママでもあり週2日程度出勤 ― [生理的に許せない行為]告発集【3】 ―
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