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2011年[使える手帳]最新トレンド【その2】

2011年選ばれる手帳とは?
【能率手帳】年間売り上げ1400万部を誇る人気シリーズ

 ’49年の発行当初から、日本のサラリーマンに愛され続け、現在でも年間1400万部を売り上げている能率手帳シリーズ。最近はブームの到来で競合商品が増え続けるなかで、なぜ着実に販売部数を伸ばしているのだろうか。発行元・日本能率協会マネジメントセンターの二宮昌愛氏と矢野真弓氏にその人気の理由を聞いてみた。


限られた紙面を有効活用自分カスタマイズが流行


「確かに近年、手帳の総数自体は増加傾向。ユーザーの意識も高まっており、『手帳をうまく使うとスキルアップに繋がる』と効用を感じる人が増えています。弊社では人材育成を使命としているので、”手帳は成長を支えるツール”と位置づけています」(二宮氏)

 時代背景を反映してか、手帳の役割がスケジュール管理から成長のサポートにだんだんと変化してきているということか。また、最近はあまり見かけなくなった感もある社名入りの手帳だが、実はこちらもまだまだ需要があるとか。

「従来、法人手帳は取引先などへの贈答用が中心でしたが、近年は経営理念の浸透やCSRに活用するなど社員手帳としての需要が以前よりも高まっています」

 実は能率手帳のレイアウトに大きな変更があったのは過去に一度だけ、’89年、「日曜始まり」から「月曜始まり」になったケースだけという。その頃、定着をした週休2日制の影響から「土曜日と日曜日が離れていると使いにくい」というニーズが増えたためだった。

「弊社の一番の売れ筋商品は『能率手帳 普及版』という能率手帳タイプのシンプルな手帳です。人気の『能率ダイアリー リスティ』シリーズにも、同じレイアウトの新商品を追加しました。シンプルな手帳はアレンジしやすいので、自分好みにカスタマイズするのに適しています。例えば、一日の記入スペースに1本線を引いて、線の左側にその日の予定、右側には振り返りや日記を書き込むとか……。こうした少しの工夫で使い方の幅が広がります」(矢野氏)

 また、イヤリー(年間)ページに書き込む人は少ないが、日々の記録をちょっとした空き時間も書き溜めていくのに最適。体重や睡眠時間の記録、またはバースデーリストとして活用するなど、使い方も実にいろいろ。来年使う1冊は自分に合ったカスタマイズをして、これまでとは違った新たな手帳の使い方を模索してみては?




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「メモページに縦線を引き、左はアイディアの記録、右はToDoリストに活用。
ちょっとした工夫で紙面を有効活用できる」(矢野氏)



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イヤリーの活用例。記録のほか、長期プロジェクトのスケジュール
管理にも便利。月ごとに目標を決めて○×をつけるのもよし



二宮昌愛氏

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仕事の予定が細かく書き込まれた二宮氏の手帳。「あいまいな予定でも、
すべて書き残しておけるのが手帳のメリット。気づいたことを余白に書き込んでいます」



矢野真弓氏

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「お酒が好き」という矢野氏は、イヤリー部分に日々の飲み代を記録。
「飲まなかった日には×印。飲んだ日には百円単位で金額を書いて、
飲みすぎていないかをチェックします」



◆「能率手帳」会長の”能率手帳”とは?

能率手帳の最高級品である「能率手帳 ゴールド」。同社の野口晴巳会長も、長年愛用している。野口会長は、手帳を肌身離さず持ち運び「自分の分身」というほど。使い終わった手帳は自分史として、特製の桐箱で大切に保管している。年末には手帳で一年を振り返り、システム手帳の年表に記録。まさに手帳活用の集大成といえる

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桐製手帳保存箱(右下)







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