更新日:2012年09月26日 16:14
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ITの達人が判定【クラウドに置くもの/置かないもの】

スマホ時代の到来で、クラウドサービスが手放せない!というユーザーも多いはず。だが、レンタルサーバ会社のデータ消失事件で、その安全性に疑問符が。クラウドと賢く付き合う極意とは!? <ITの達人に聞く クラウドに置いていいもの、悪いもの> ●ITライター 柳谷智宣氏 【置くと便利】 失われても致命的ではないデータは、ほとんどクラウド上で管理。写真のデータと、請求書などのテンプレートは、特に利用頻度が高いですね。名刺なども、ギリギリ“致命的”ではないのでクラウド管理はアリ 【絶対に置かない】 取材過程で得た機密性の高いデータは、やはりクラウドには置けません。あと、実は置いちゃっているけどマズいなと思っているのは、クラウド上で執筆している原稿。流出や消失があったらシャレになりませんよね ●モバイル評論家 法林岳之氏 【置くと便利】 Gmailなどのメール、Googleカレンダーのスケジュール、EvernoteでPDFやWebページのクリップなど。出張や旅行関連のデータも、出先で参照できるクラウドのメリットが大いに生かされます ※詳細はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/279461 【絶対に置かない】 個人情報やマネー関連のデータ。アカウントやパスワードの類いをPDF化してクラウドに置くのも個人的には反対。電話帳データなども、望ましくはバックアップに特化した(他と関連付けされない)クラウドに置きたい ●ビジネス書作家 小山龍介氏
小山龍介氏

小山龍介氏

基本的に、すべてのデータは、ローカルにバックアップをとっています。そのため、「消えてしまうと困る」という心配はまったくありません。流出という問題については、重要なファイルには必ずパスワードを掛けるようにして、万が一流出しても開けないようにしています。何が重要で、何が重要ではないかの線引きは難しいので、失っても大丈夫なように対策をとっておくことで不安なく使う、というアプローチをとっています。 取材・文/編集部 ― 本当は恐ろしい!?クラウドサービス【4】 ―
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