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韓国最大のネチズン組織「VANK」の実態

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韓国最大のネチズン組織「VANK」代表パク・キテ氏(photo by yonhapnews)

 李明博韓国大統領の竹島上陸以降、あらゆるイシューで激突する日韓両国。そんな渦中、活発に活動しているのが「韓国最大のネチズン」、「VANK」だ。

 VANKとは「Voluntary Agency Network of Koreaの略。韓国の「国家ブランドを向上させる」というコンセプトで活動するNGO団体。’99年、個人ペンパルサイトとして出発し、会員数増に伴い「韓国を正しく知らせる」広報団体に発展。日本のネットユーザーからは「韓国のサイバーテロ団体」として認識されている。

 そんなVANKで中心的な役割を果たしているのは学生たちだ。彼らのメールによる各国機関への要請活動やミーティングはオンラインがメインだが、放課後や休日にはオフラインイベントを開き、竹島問題や従軍慰安婦問題を世に知らせるキャンペーンを行っている。ときには、特設ステージまで作り、大規模な野外コンサート形式で、韓国市民に向けた世論喚起活動を行うこともある。勉強や遊ぶ時間を削ってまで、活動に加わる学生たち。メンバーたちは、VANKの活動にどのような思いを抱いているのだろうか。今回、オンライン上でコンタクトを取り、何人かのメンバーの話を聞くことができた。

「私は韓国のブランドを高めるためにサイバー外交官になりました。日本の歴史歪曲を説明するときは感情が高まって……これからは論理的な説明のために勉強が必要だと感じています」

 こう語るのは女子高生のパクさん(以下、すべて仮名・17歳)だ。彼女は現在、従軍慰安婦の問題を勉強中とのこと。ほかにも「外国人が持つ韓国のイメージを変えたい」(リ君・17歳・高2)や、「韓日、韓中が抱えている問題に、有効な解決策を提示したい」(イムさん・18歳・高3)という思いを抱いているようだ。

 一方、「VANKの活動が純粋に楽しいんです」と語るのは、女性高生のキムさん(16歳)だ。「違う学校と合同で行うイベントは、とても思い出深かった」さらに「自分たちの歴史を知る過程が楽しいし、衝撃的」(ハンさん・17歳・高3)と話すメンバーもいた。ある高校でVANKサークルの指導教員を務めるソンさんは言う。「社会的な問題に関心を持ち、経験を増やすことは学生たちにとってい良いこと。活動を積極的に奨励しています」

 VANKの活動は、多感な若いメンバーたちの好奇心を満たす役割も果たしていると言えそうだ。

 韓国は、日本以上に学歴が重視される社会だ。学生たちは受験戦争ならぬ“受験地獄”に備えるため、小学校から塾などに通う子が圧倒的に多い。逆に、スポーツなどの部活に所属する学生たちは、その道のプロになるために専念する。彼らは学生時代に使える時間をしっかりと計算して、自分に投資しているとも言える。

 そんな社会的な背景のなかで、VANKの活動にのめり込むのには理由がある。韓国ではここ数十年で、民主化からIMF危機など急激な社会変革が起きている。また’03年には、盧武鉉大統領が就任し、市民社会の勝利ともいえる左派政権が誕生した。そんな社会変革に対して学生たちも敏感で、積極的に行動を起こす風土が日本よりも強いのだ。

 週刊SPA!9/4発売号「韓国ネトウヨ団体の恐るべき全貌」では、そんな韓国最大のネチズン組織「VANK」代表であるパク・キテ氏を直撃することに成功した。さらには「VANK」を生んだ韓国社会事情と、知られざる“組織”と”カネ”について明らかにしている。 <取材・文/VANK特別取材班>

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