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『1分間で『考える力』と『書く力』を100倍にする本』に挑戦してみた

『1分間で『考える力』と『書く力』を100倍にする本』

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斉藤一真/ぶんか社。「少しでも実践するだけで成功力がどんどんアップします」とか

◆挑戦者 ライター U
干されない代わりにブレイクもしないまま、気がつけばライター稼業15年。いい加減、一皮むけたいと目論む日々

 これまでまともに「書き方」を学んだこともないし、ちょっと真剣に読んでみよう。ふむふむ、「わかりやすい文章こそ名文である」「専門用語はできるだけ使わない」「主語と述語の関係を明確にする」か……。まあ、それなりに納得できる内容ですな。ただ、「読みやすい文章は、何が違うのか」のくだりで「体言止めは使わない」とは、SPA!のライターにとっては苦しい禁じ手。あ、これがダメなのね。「帰納法と演繹法をマスターする」とか、これまで考えたこともないぞ。果ては「原稿は徹夜で書かない」って、それができれば苦労しないっつーの!

 本書には書き方に関することだけでなく「ダメなときは、がんばらない」「ネガティブ発想をせず、『よかった』と言う」なんて自己啓発っぽい話題や、「嘘をつかざるを得ないときの座り方」「身の回りをきれいに片付ける」てな処世術、ライフハック的な話題など、最近のビジネス書界隈でウケていそうなネタが幅広く(わりと浅く!?)盛り込まれている。でも、それらが「考える力」とか「書く力」にどう関係してくるのか、いまいち ピンとこなかったり……あ、ネガティブ発想はNgでしたね。

 ていうか、タイトルで掲げた「1分」「100倍」に中身でまったく触れていないのが最大の謎だわ。隅々まで読んだが、解説どころか単語すら登場しないとは。ちなみに、扱っているテーマは98個。全部合わせて効果100倍てなワケでもないらしく、1テーマを1分で読むのもチト厳しい文字量。まずはタイトルの意図を読み解くための「考える力」が欲しい!

◆結果
それなりに参考にはなるが、「1分」「100倍」については言及なし

― [たった1分で自己改革]に本気で挑戦【7】 ―




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