更新日:2011年08月23日 00:52
仕事

「貧乏なんて怖くない」自己暗示で前向きに生きる

― なぜ[壁に目標を貼る]と人生がうまくいくのか?(6) ― 【文字を貼って成功】 「貧乏なんて怖くない」。自己暗示で前向きに人生を楽しむ“貧者の知恵” 宮田俊一さん(仮名・30歳)フリーター

壁、家具、天井。どこを向いても“言葉”にぶち当たる“耳なし芳一”のような部屋だ

「人生30まではリハーサル、貧乏は不幸ではなくて不便なだけ。いい言葉でしょ、コレ? 壁に貼って眺めているだけで、『貧乏なんてへっちゃら』って気分になれるんです。万年貧しい、僕ら夢追い人にとって、マイナス思考は百害あって一利なしですから」  そう得意げに語るのはマンガ家志望のフリーター・宮田さん。雑然とした部屋の中には、他にも聞き覚えのない格言(!?)の数々が散乱している。 「配置には微妙にこだわっているんです。例えば原稿描きのモチベーションを高める言葉は、テレビを隠すように貼っておくとテレビに現実逃避をしなくなる。癒される言葉は、快眠を促すために天井に貼ったりします」  自分で書いた言葉を見て酔いしれる。ほとんど自己暗示ともいえるが、明確な成功体験も。 「多重債務時代の過払い請求を、弁護士を立てずにひとりでやり通したことがありました。恫喝されたりしましたが、『負けを認めるまで勝負は終わらない』って言葉で自分を奮い立たせて、請求額を全額取り返しました。今でも『勝訴』の文字を見て、『人間やればなんでもできる』って勇気づけられてます」  高収入=成功とは限らない。幸福度は個人の絶対評価なのだから。

「自由すぎる人何もせず」「チャンスは何度でもすり抜ける」など、言葉の押し売り状態。 「40秒で支度しな」など実用的な言葉も

年収100万円台のプアさを感じさせない明るさが印象的だった

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