実はグラビア辞めたかった壇蜜「今でも板尾創路さんをご主人様と思っています」
週刊SPA!連載「グラビアン魂」で、みうらじゅん&リリー・フランキーが「新しい!」と絶賛した人気グラドル・壇蜜。「グラビアン魂」出演時はまだ無名に近い存在だったが、今やグラビア誌やバラエティ番組に引っ張りだこ。彗星のごとく現れた壇蜜は、規格外のエロスでもって瞬く間にトップグラドルへと上り詰めた。そして彼女の次なるステージは「映画」。サタミシュウの官能小説を映画化した『私の奴隷になりなさい』で、なんとフルヌードの体当たり演技! 壇蜜、一体どこへ向かう!?
⇒映画のカットを一部公開! https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=301503
【壇蜜/だんみつ】
’80年、秋田県生まれ。T158B85W60H89。主演映画『私の奴隷になりなさい』が11月3日より公開(角川映画配給)。ファースト写真集!『濃密』(角川書店)が10月下旬発売。最新情報は公式ブログ「黒髪の白拍子」でチェック! http://ameblo.jp/sizuka-ryu/
●『私の奴隷になりなさい』
普通の生活を送っていた既婚OLが、ある男性との出会いをきっかけに、「奴隷」として“覚醒”していく。’12年11月3日(祝)より銀座シネパトスほかロードショー。角川映画配給
<取材・文/日刊SPA!取材班>
――初主演ですね。役どころを教えてください。
壇蜜:謎の“先生”(板尾創路)に調教されて、被虐な扱いに喜びを感じる「香奈」というOLを演じています。夫がいながらも他の男性と性に溺れ、さらに自分に好意を寄せる若い新入社員(真山明大)をボロボロにしてしまう。“自由になりすぎた世界”において、「奴隷」として“窮屈な感覚”を得ようとする、そんな女性です。自分の欲に正直な女性として、共感できました。
――「共感」したのは、自分に似ている部分があるから?
壇蜜:はい、私もどちらかと言うと「M」ですから(笑)。映画出演が決まる前から、サタミシュウさんの小説は読んでいましたし、好きな一冊でした。演技は初めてだったので不安が残りますが、気持ちの面では香奈になりきれたんじゃないかなと思ってます。
――「SMの世界」について、どうお考えですか?
壇蜜:香奈がホテルの一室で先生に「奴隷にしてください」と懇願するシーンが、とても好きです。原作はSMを題材にした小説ですが、単なる「官能」ではなく、それはSMという行為を通じて人が成長していく青春物語なんです。例えば、仕事で報われずにストレスを抱える人がいる。それをサディスティックな行為で発散する人もいれば、「奴隷」という全くの別人格になって自由を得る人もいる。「SM」は別世界の話じゃなくて、引き金は日常の中にあるんです。私は自分を「M」と言いましたが、「S」は「サービスのS」、Mは「満足のM」とすれば、やっぱり「両方」です(笑)。
――「SM」は信頼関係が大事だと言いますが。
壇蜜:閉鎖的な人と人の繋がりですし、信頼がなければ成り立たないように思います。先生役はテレビでよく拝見していた板尾さんだったので、だいぶ緊張しましたが、現場では頼れる存在でしたし、今でも「ご主人様」と思ってます。
――板尾さんがうらやましいです(笑)。
壇蜜:私は「香奈」がうらやましいです。本当、自分の欲求に真っ直ぐで。ただ、私もその点では、最近ようやくスタートラインに立てた気がしてるんです。
――今までは「自分に素直」じゃなかったと?
壇蜜:「グラビアン魂」にお声掛けいただいたとき、正直、グラビア辞めようかどうしようか迷ってたんです。29歳でデビューしておきながら言うのもどうかと思うんですが、「30歳超えて何やってんだろう」とか、大して売れてもいないのに世間体を気にして、勝手に引け目を感じたり、当然しがらみもありましたから。でも、私、「普通」をやめたんです。
――「普通」って、なんですか?
壇蜜:いろいろありますが、わかりやすく言えば、「結婚して家庭を持つ」ということ。今はそういった「普通」であることをあきらめて、自分に正直でいようと決めたんです。そしたら急に気持ちが楽になったというか、胸のつかえが取れたような気がします。
――「自分に正直に」、何をしますか?
壇蜜:……自分を見せたい。そして、興奮してもらいたい。私がしたいのは、ただ、それだけなんです。
ここまでブレイクしながらも彼女は「まだスタートラインに立ったばかり」と言う。本領発揮はこれからなのか。映画はいよいよ11月3日より公開。壇蜜のフルヌードに興奮しながら、彼女の今後を愚息ともども応援しようではないか。
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