雑学

世界の美女から教わった「しゃっくりの止め方」

 ども。外国人パブを巡り始めて10年になるナカソネです。先日、アメリカでしゃっくりを巡る凄惨な事件が起こりました。

米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で、兵士が同僚兵のしゃっくりを止めさせようと銃を抜き、誤って発砲して死亡させる事件があった。テキサス州の警察が26日までに明らかにした。警察によると、銃を撃った上等兵のパトリック・マイヤーズ容疑者(27)は23日夜、基地内の宿舎で同僚の兵士2人とともに、アルコールを飲みながらテレビでフットボールを観戦していた。そのうちアイザック・ヤング上等兵(22)がしゃっくりを始めたため、マイヤーズ容疑者が銃を取り出し、怖がらせてしゃっくりを止めさせようと、銃口をヤング上等兵の顔面に向けた。しかしマイヤーズ容疑者が銃の安全な取り扱いを怠ったため、実弾が発射され、ヤング上等兵の顔面に当たった。午後10時すぎに警察が駆けつけた時は、顔面を撃たれたヤング上等兵と、兵士2人が現場にいたという。ヤング上等兵は病院に運ばれる途中で死亡し、マイヤーズ容疑者は25日、過失致死の容疑で訴追された。ヤング上等兵は2011年5月に兵役に就き、同年10月からフォートフッド基地に所属していた。(CNNニュースより)

 被害に遭ったヤング上等兵のことを思うと不憫でなりませんが、要はアメリカでも「しゃっくりを止めるときは驚かせる」ということが一般的らしい。しかし、私ナカソネがこの10年にもわたる外パブ巡りで世界中の美女たちから聞いたしゃっくりの止め方は、決して「驚かせる」だけではなかったのです。

砂糖をスプーン一杯すくって、ボリボリ噛むとしゃっくりが止まるよ。私、おばあちゃんに教えられてずっとそうしてる」(ドイツ・アンナ嬢)

「しゃっくりが止まらない人を見かけると、『なすびの色は?』って聞くの。『紫!』って答えると大体止まるよ」(ペルー・ジェシカ嬢)

「とにかく深呼吸して息を止めると絶対に止まる。東京だと空気が汚いからあまりしたくないけどねー」(ポルトガル・スカリー嬢)

 そして、私ナカソネが一番使えると思ったのが、以前よく通っていたロシアンパブでお気に入りだったアナスターシャ嬢から教わった“ロシアのバレリーナ”という止め方。

アナ「まずは近くにいる人に水の入ったコップを持ってもらうの。しゃっくりが止まらない人が後ろで手を組み、上半身を可能な限り前に倒すのね」

ナカ「ああ、ウォーズマンのパロスペシャルみたいな感じ?」

アナ「それは知らないけど。まぁ、そんな感じね。そして、上体はそのまま、限界まで顔だけぐーっと上にあげるの

ナカ「ああ、それはもうパロスペシャルだ。どこからどうみてもパロスペシャルだよ。さすがはロシアだね」

アナ「うん。だから知らないのよパロスペシャルは。で、その態勢のまま水を飲ませてもらうの。これ、実際にしゃっくりが止まらなかったバレリーナが本番前にこれでしゃっくりを止めたことから有名になったのよ」

ナカ「なるほど、このパロスペシャルアナスペシャルみたいなもんだね。ちょっとやらしい響きだね」

アナさっきからパロパロうっせぇなぁ! だからロシアのバレリーナなんだよ!

 アナスターシャはナカソネに対して最後まで冷たかったが、とにかく“ロシアのバレリーナ”は即効性があり、効果てきめんでした。実際、私も取材直前にしゃっくりが出て、秘儀“ロシアのバレリーナ”で何度助けられてきたことか……。挿絵を参照してもらえればわかると思いますが、要はパロスペシャルを自分でかけながら誰かに水を飲ませてもらうってことなんです。これをアメリカの軍人たちが知っていれば、あの悲しい事件は起こらなかったのかもしれません……。

⇒【挿絵】これぞ伝家の宝刀“ロシアのバレリーナ”
http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=303480


 そんなある日のこと。ちょうど六本木を歩いていたときにしゃっくりが止まらなくなりました。そして、ふとアナスターシャのことを思い出し、半年ぶりにロシアンパブの暖簾をくぐったのです。

「アナちゃんはロシアに帰りましたよ。幼なじみと結婚するとか言ってましたけど……」

 店の黒服にそういわれ、私は絶句するしかありませんでした。そして、いつの間にか止まっていたマイしゃっくり。しゃっくりを確実に止めたければ、「驚き+せつなさ」というアナスペシャルだと痛感した夜でした。

しゃっくり

これぞ伝家の宝刀“ロシアのバレリーナ”。首をしっかりあげないと効果が期待できないが、やりすぎると首を痛める可能性も。何かあっても編集部は責任を負いかねますので、自己判断でお願いします!

<イラスト/おはつ 取材・文/ナカソネ>




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