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渋谷パルコ前に謎の巨大ゴミ袋が! “実行犯”のチンポム「小便小僧にするアイデアもあった」

チンポム,パルコ,Chim↑Pom

渋谷パルコの正面入り口はご覧の通り。巨大ゴミ袋の中には入ることもできる

 渋谷のランドマークの一つであるパルコに今、異変が起きているのをご存じだろうか? 正面の入り口前にはどでかいゴミ袋。そして、よく見れば看板の「PARCO」から「P」と「C」が抜けている!

 実はコレ、現在、パルコミュージアム(パート1・3F)で個展を開催しているアーティスト集団「Chim↑Pom(チンポム)」の仕業(作品)なのだ。これまでにも、強い社会的メッセージを伴う作品を数多く発表し、時には世間に小さくない衝撃を与えてきた彼ら。今回の作品について話を聞くと、「パルコという場所を強く意識した」(チンポムメンバー)という。

「パルコって、単なる商業施設じゃなくて、渋谷の特別な場所だと思うんです。だから、そのビル自体やパルコのデザインを使いつつ、作品に仕上げていこうと考えました。それに、商業施設というのは、“消費の象徴”だと思うんです。新しい消費活動からは、絶対にゴミが生み出されます。今回の展覧会では、生産から消費、そして廃棄に至るまでの一連のサイクルを表現したかった」

 そんなメッセージが、正面入り口の巨大ゴミ袋には込められているという。ちなみにPARCOの「P」と「C」(Chim↑Pomの「C」と「P」でもある)は、ミュージアム内で作品として活用されている。それにしても、このようなインパクトのあるアイデアを、よくぞパルコもOKしたものだ……と思いきや、「実は最終的なカタチに落ち着くまでのプレゼン段階ではもっとヤバいアイデアもあったんです。ボツりましたけど(笑)」。そのいくつかをご紹介しよう。

チンポム,パルコ,Chim↑Pom

ちなみに、会場内ではこの「ボツ案」などをイラストに起こした作品(チンポム・岡田氏作)も展示されている

◆ボツ案(1) パルコの壁に「ルミネ」と描く

「あの場所はさすがにパルコって確認できますし、ちょっとくらい違っても動じることはないので。例えばパルコの看板を全部外して、建物の壁一面にペンキでデカデカと『ルミネ』って書いてやろうかなと。例えばですよ(笑)」

◆ボツ案(2) ゴミ袋ではなく巨大な小便小僧を置く

「パルコってイタリア語で『公園』を意味するんです。公園には小便小僧が欠かせませんよね。だから、パルコのスケールに合う、巨大な小便小僧を設置しようかと」

◆ボツ案(3) パルコをもぬけの殻にする

「パルコで売っている商品を全部外に出すんです。でも、お店は開いていて中にも入れます。エコノミックアニマルである我々の真実を世に問う意欲作にする予定でしたが……、さすがにヤバすぎるので無理でした。実はコレが一番、やりたかった!!!」

 当然ながらと言うべきか、これらの案はすべてパルコ側との打ち合わせを重ねるなかで、振り落とされていったとのこと。

「正直、最初は今展示しているアイデアもダメだと思っていたんですが、『コレならなんとか』と言ってもらえたんですよ。『お、意外とイケるんですね』と思いました(笑)」

 そんなチンポムの遊び心とパルコの英断(?)から生まれた作品たちを、目に焼き付けるべし!

⇒展示中の作品を一部公開!http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=305501

●パルコミュージアム「Chim↑Pom展」
パルコミュージアム (渋谷パルコ・パート1・3F)で10月14日まで開催(屋外のバルーン作品は10月8日まで)。詳しくは展覧会HP(http://www.parco-art.com)、またはChim↑Pomの公式HP(http://chimpom.jp/)でチェック。

<取材・文・撮影/日刊SPA!取材班>

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