更新日:2012年10月22日 11:27
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聞き手をイラッとさせる「話し方」ワースト5

外見よりも中身と人は言う。しかし、飛び抜けた才能も爽やかな性格も、円滑な人間関係があってこそ認められるもの。結局、人の中身は普段のトークで決まるのではなかろうか。人から好かれる第一歩は、実は話し方にあるのかもしれない。 ◆思わずイラッとしてしまうムカツク“あの人”の話し方 嫌われる人 本誌編集部が新橋駅前のサラリーマンに「あなたが嫌いな話し方は?」と尋ねた結果がこちら、次のランキングだ。 【イラッとする話し方ランキング】 1位:上から目線 2位:自慢話や武勇伝 3位:自分の話ばかりする 4位:話が長い 5位:否定ばかりする 「子供の学校の話になると、『世間的には、子供のためを思ったら私立に入れるのが当たり前だろ』と語りだす、中高一貫校出身の上司。イラッとしますね」(男性・35歳・証券)  傍観者的な立ち位置を装いながらの、上から目線。嫌われても仕方なかろう。心理学者の齊藤勇氏に話を聞いた。
齊藤 勇氏

齊藤 勇氏

「アドバイスという行為自体が、上から目線がなければ成立しないんですよ。他人より優位に立ちたい気持ちは誰でも持っていますから、それを侵す人は嫌われます」  さらに、上から目線トークと同様に武勇伝系も禁物だ。 「高校時代はケンカしたとか、有名企業の取締役が高校の同級生だとか、そんな話をされても困る」(男性・34歳・建設)  この手の言動は、齊藤氏によれば心理学の用語として「自己拡大」と言われ、これが度を過ぎると、必然的に「自分の話ばかりする」や「話が長い」という方向へ繫がっていく。また、ランキング5位「否定ばかりする」というのも、実は前4者と同じ心理構造なんだとか。 「あそこのラーメン屋うまいよね~って話をすると、必ず『あそこはうまくないよ』って言いだすヤツ」(29歳・男性・建築) 後ろ向きでネガティブな人間像が浮かぶが、齋藤氏によれば、 「心理学的には『下方比較』と言いますが、自分より下の相手を見つけて、それを否定することで、自分を大きく見せる。上から目線の変種と言えますね」  とかく嫌なヤツが多い世の中だが、果たしてあなた自身は大丈夫だろうか。そこで、SPA!では嫌われ者のトーク事例を集めてみた。思い当たる節があれば、ぜひ改善に取り組んでほしい。 ⇒確実に嫌われる「自己中トーク」NG集
https://nikkan-spa.jp/312782
【齊藤 勇氏】 心理学者。現在は立正大学心理学部長。数多くのテレビ番組に出演。『好きと嫌いの心理トリック』(三笠書房)など、これまでに出した著書は200冊を超える イラスト/ヒラマツオ ― 徹底解剖[なぜか嫌われる人の言動]NG大全【1】 ―
好きと嫌いの心理トリック

相手の隠された本心を読むテクニックを網羅

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