「なるほど」連呼、お世辞笑いは嫌われる
外見よりも中身と人は言う。しかし、飛び抜けた才能も爽やかな性格も、円滑な人間関係があってこそ認められるもの。結局、人の中身は普段のトークで決まるのではなかろうか。人から好かれる第一歩は、実は話し方にあるのかもしれない。
【超へりくだりトーク】会話に必要なのは話し方よりも気持ち
丁寧すぎる物言いも、時として慇懃無礼に感じてしまうことがあるだろう。日本は感謝に重きを置く社会とされるため、感謝の気持ちを嘘っぽく言われると腹が立つのだ。
「敬語を使えばいいと思ってる人がいるけど、使い方が間違った敬語で話しかけられると、小馬鹿にされた気分になる」(男性・30歳・建築)
また、丁寧の意味をはき違えて相手を不快にさせるケースもある。
「いつも『なるほど』と相づちを打つ後輩。目上の人に失礼にあたると注意したら『なるほど』と返された」(女性・28歳・SE)
かといって、くだけすぎる物言いは絶対によくないことだ。
「取引先の新人は、こっちが何か言うたびに『そうッスね。あはは』とお世辞のように笑うので、『本当に面白い?』と言ったら空気が凍りました」(男性・36歳・不動産)
本心からの発言でないことはすぐバレるもの。注意してもらえるうちが華なのかもしれない。
【超へりくだりトークの傾向と対策】
へりくだった物言いや丁寧語の多用は、不安や自信のなさの表れとされる。放っておくと、会話の結論や本質がわからなくなるので、会話をリードしてあげる優しさが必要。
イラスト/ヒラマツオ
― 徹底解剖[なぜか嫌われる人の言動]NG大全【5】 ―
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